優駿牝馬(オークス)回顧 | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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 勝ちタイムが2.25.8秒と我社推定タイムの2.25.0より0.8秒遅いタイムでの決着となりました。先週よりは芝の水分率で16.5%と中間の雨の影響で先週のVマイル時よりは多く、少しクッションがある良馬場となりました。この日の芝勝ちタイムも我社推定タイムと大体同じものでした。そう考えると少し遅いタイムであったといえます。レース前半3Fが35.2秒とこの距離としてはやや速いものでした。2F目からの1Fが10.6秒と前目に取り付きたい馬が多く速くなりました。それにより前半3F平均で少し速いものとなりました。2400㍍(12F)の平均ハロンが2.25.8秒(走破タイム)だと約12.1秒ですので、この前半3Fの平均11.7秒は少し速いものです。そして4Fからは12.8-12.7-12.7-12.8-12.5ととても遅く、ほとんど馬がこの中盤で脚を溜めることが出来たと思います。隊列もこの中盤で変ることはありませんでした。少しでも前目につけての思いと、脚を溜めたい思いでは、後者の脚を溜めたい思いが増している馬がほとんどでした。その中で断然1番人気のハープスターはここで少し前への思いがあり、その時点で14番手を進んでいましたが、あと1,2頭前へと前の馬につけたところ、その馬が躓き、少しさがり16番手からの追走となりました。直線の4角の位置どりも16番手でした。勝ったのは経過7,9,9,8の前目の中位を進んでいたヌーヴォレコルトが前半3F36.2-後半3F34.2と理想的な直線追い出しで勝ちました。ハープスターの前半3Fが37.1で後半3Fが33.6と平均ペース時のこの距離での上がりタイムとしては最速と思われるタイムで上がりクビ差2着となりました。3着には1着馬同様に前目の中位を進んだバウンスシャッセが入りました。1着馬、3着馬ともに体型的にも長い距離が向きそうに思われるものでしたが、それを実証するものとなりました。先週のVマイルでも書きましたが、牝馬は特にその日の調子が非常に大事です。この2頭は非常に状態もよかったと思います。調教後の馬体重と当日の馬体重にさほど変動もなく、いい状態をキープしての当日であったと思います。サングレアル、パシフィックギャルなどは、当日非常に馬体重が減っていました。(調教後の馬体重と比較して)こうした馬は割引が必要です。断然1番人気のハープスターが勝てなかった原因はいろいろ考えられます。レース中の落鉄もあったそうです。(左前足の何本かのピンが外れて、足から完全に外れた状態ではなく、足についてはいるが、不安定な状態であったと思います。)それが原因とも考えられます。また馬体をみるとどうしてもマイラーと思われるものです。戦前はこのマイラー体型でも、実は進化形で超のつく馬ではないかと思っていました。結果はそうでもなかったが今の素直な気持ちです。また脚質的に、後ろ目(ほとんど最後尾)からの競馬なので、取りこぼしがあっても不思議ではない。(これも並の馬と考えれば)いろいろあると思います。ただそれよりもヌーヴォレコルトが体調も実力もハ^プスターを上回っていた思うのが自然です。(もちろんこのオークスでは)ヌーヴォレコルトを褒め、ハープスターにはさらなる成長を期待する。これです。


それでは  皆さん  GOOD  LUCK (TY)