本来の勝馬考察はそのレース出走馬の個々の能力及び調子を分析して検討するのが王道です。その他の考えは不要です。しかし実際に馬券を買うとなると、人気即ちオッズが気になります。倍率が分らないと実際当たっても儲かるのか、どうか。また何点ぐらいで当たらないと儲けが出るのかどうか等の考える資料になります。よって馬券考察に直接な関与はありません。しかし買い点数等に非常に関与します。結果馬券考察に関与します。結論から言えば勝馬考察には関係ないが、馬券考察には関与するといえます。
このオッズですが各人がお金を出して馬券投票した集票量と比例しています。お金を出しての投票ですので(もちろん見返りを想定して)各人の知識が集約されたものと考えられます。中には単なる出目の人もいると思いますが、大多数はそれなりに考えた結果の投票だと考えるのが正解だと思います。よって結果もだいたい人気通りで決まることが多いのが現状です。人気馬=くる馬の図式はある程度存在します。よってオッズはいろんな情報が集約されたもっとも信じられる物の順番、倍率と置き換えられます。これを前提とします。今回はオッズ考察その1ですので、一部オカルト的に言われているインサイダーオッズ理論なるものをちょこっと説明します。
皆さんもこのような話を聞かれたことがあると思います。随分以前になりましたがヒシミラクル出走の宝塚記念での出来事です。どう考えても単勝オッズで10倍はつくと思われたヒシミラクルの単勝が前日の11時ぐらいに1.7倍のオッズを示したことがありました。これはある特定の人物が大量買いしたことがわかっています。いわゆるミラクルおじさん事件です。実際にヒシミラクルは一着になり単勝16.3倍もつきました。これはちょっと特殊な例ですが、オッズが非常に大きく上がる時は(人気が上がり倍率が急降下)何らかの確かな情報により大量投票があったと考える理論です。この情報は一般人では到底知りえない、関係者サイドの情報を得たのではないかとのことで、インサイダーと名付けられています。先週の函館記念でもトウケイヘイローは土曜朝の時点では脅威の1点数倍でした。ダントツの一番人気でした。結果は4.8倍の3番人気で一着でした。このように過去の例では、異常人気をした馬がきた例はあります。この異常人気を買い目とするのがインサイダーオッズ理論の主流です。インサイダーオッズ理論には逆(異常人気無しを呈した馬)のものもあります。このインサイダーオッズ理論は邪道ですが、過去実績はあります。またいつかの機会にその2(他のオッズ理論)も書きます。
それでは 皆さん GOOD LUCK (TY)