第80回日本ダービー回顧  | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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 勝ちタイム2.24.3は本日の他レースで推定タイムより一秒以上速いタイムが出ている高速馬場にしては遅いタイムでの決着であったといえます。


私の戦前のペース予想では前半3Fを36秒台と見ていましたが、35.0とやや予想より速いペースでした。しかしその後ハロン12.5-12.8と遅くなり、引っ掛かり気味に先頭にたったメイケイペガスターの影響でその後11.9と速くなりましたが、その後はまた12.7-12.3と遅くなりました。4ハロン目からは平均するとスローペースとなりました。馬場を考えれば超スローと言えなくもないペースで中間は進みました。こうなると直線ヨーイドンの上がり勝負となり、切れる馬が有利です。私の戦前の予想よりは少し速いタイムで直線にさしかかりましたが、これは本日の馬場が予想以上の高速馬場であったことが原因だと思います。私の戦前予想と大差がない中間のペースでありました。こうなると勝馬は戦前キズナかメイケイペガスターのどちらかだと思っていました。(前回のブログで書きました)メイケイペガスターは道中引っ掛かりましたので、この上がり勝負には参加できません。そうなるとキズナしかいません。そのキズナはなんとか馬群を捌いて、壁を抜け出すと、ストライドの大きい伸びやかなアクションで勝利しました。まことに素晴らしい勝利でした。上がり3Fタイムはメンバー最速の33.5秒でした。2着は道中でバランスを崩し、トモを落とす場面もありながら10番手あたりで、なんとか折り合いをつけていたエピファネイアが直線よく伸び、キズナには屈しましたが、上がり33.9秒で2着しました。3着は逃げていた(道中メイケイペガスターに先頭を譲る場面もありましたが)アポロソニックが直線交わされながらも、また差し返して4、5着馬をハナ、ハナ差抑えて3着となりました。なかなか味のある競馬をしたと思います。今後要注意です。


総論とすれば上がりの競馬に強いディープインパクト産駒が持ち味を十二分に発揮して勝利したレースでした。2着馬との着差は2分の1馬身でしたが、完勝でした。素晴らしいダービー馬の誕生です。


ここ2週は私の推論がよく当たります。なにかよくないものにアタラないように注意します。それでは皆さん   GOOD LUCK (TY)