【鑑賞めも】みんなのレオ・レオーニ展 | きょうのめも。book-memo

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教科書のスイミーでお馴染みの
レオ・レオーニの展示



突発的に観にいくことになり、
スイミー以外の絵本も読んだことなく
「スイミーの人」という知識のみで
行ってきました。

 




結果…

 

ファンになってしまいました。

 

今回の展示は絵本の原画だけではなく
グラフィックデザイナーの仕事、
画家としての作品、架空の植物の彫刻

などレオ・レオーニのマルチな活動を

観ることができました。


至る所に絵本が設置されており、
原画を観て、絵本を読んで…と
満足度が何倍にも増す仕組み。


レオ・レオーニの絵本を読んだことの

ない人にとっては凄くありがたいです。


そして、「フレデリック」を読んで


『そういうわけさ!』


で完落ち!


可愛すぎる…

 

絵本=子どもの読み物
と思うのは勿体ない。

レオ・レオーニの作品はどれも
哲学的なのです。


数か国語話せること、物事の捉え方など

レオ・レオーニ自身、とても頭のいい方
だと言うことがわかります。


「自分探し」を題材にするなど、
読んだ後に考えさせられる作品が多く、
頭を使う大人の方が彼の作品に、より
魅了されるかもしれません。


一番心に残ったのは


「才能を還元する必要がある」

という言葉。



展覧会を観た後はこれは才能のある人
だからこそ出てくる言葉だよな…と
思ったのですが、
時間が経ってから考えてみると


才能があるなしに関わらず、
人は皆、自分の持っているものを
社会に還元しなくてはならない。

それが、

この社会を生きている人間の役割

なのでは。


と感じました。


レオ・レオーニが本当のところは
どう考えていたか分かりませんが
私はそんな風に思いました。


彼のことや、彼の作品にもっと触れて

みたいと思う事の出来る素晴らしい

展示でした。

 




Love💜❤💙💚