僕が店ににいる時で一番好きな時間は午後3時くらいだ。
お客さんがの流れがなくなり、僕も昼ごはんを食べ、一息ついたぐらいの時。
ちょうど、いい感じに窓から陽が入ってくる。
直射日光ではなく、穏やかな陽の光が入ってくる。
夏のクーラーの効いた中で、外のギラギラした光を感じるもの最高だ。
しかし、この時期は窓を開け、風を感じながら、夏とは違った優しいひかりを感じるのが好きだ。
お客様が数人いて、思い思いに本を読んだり、コーヒーを飲んだり、カップルで話したりしている。
全てが調和されている感じがする。
僕は、みんなの空間を邪魔したくなく、カウンターの中でその光景のひとつに溶け込もうとしている。
そのうち、常連の方が見えるだろう。
そうすると、楽しげな会話が始める。
それは、場の空気が動きだす瞬間だ。
この時間は、そこまでのほんの少しのアイドルタイムのような気がする。
ひとつの何気ない空間と時間。
その一瞬一瞬に目を凝らしていくと、そこには、漢方薬のようにじわじわ効いてくる幸福の粒があるのだと気づく。
僕はそんな時間が好きだ。
