昨日は、久しぶりにSHIZUKA研修をやってきた。
SHIZUKAは僕が開発した沖縄北部やんばるの森や海を使ってワークしながら歩くプログラムだ。
ワークというが、ほとんど何もしない。
どちらかというと歩き、座って自然の音や色を感じ取り、それをもとにグループで対話し、コーチングする。
今回は、はじめて雨の森を歩いた。
雨の森は優しい。森全体が白っぽく幻想的になる。
枝葉は僕らを雨から守ってくれる。
水を吸って芽ぶくためのエネルギーを静かに吸収している感じがする。
森全体の雰囲気はまるで僕たちを包み込んでくれるような気にさせてくれる。
都会で、オフィスで仕事をしていると、どうしても左脳を使うことが中心になる。「何が効率がいいのか」「何が得なのか」「論理的に説明ができているのか」。
つまり、物事の判断基準が「正しい、正しくない」になっている。
これが詰まってくると生きててつらくなる。
世の中がこの方向に傾きすぎると生きにくい世の中になる。
森や海は、こんな左脳的な部分を修正してくれるような気がしている。
考えるのではなく、感じる。人間が持っているもうひとつの判断基準を思い出せてくれる。
「正しい、正しくない」の基準ではなく、「何が自然なことで、何が不自然なことなのか?」
頭ではなく、自分の中に湧き上がってくる感覚を判断基準にする。
森や海に入る時には、コツがある。それは、「問い」を持つこと。
自分が今気になっていること、もやもやしていること。そんなことを頭にぼやっと置いてから森に入る。
これが重要だ。
これなしに、漠然と森に入ると、「自然が気持ち良かった」で終わってしまう。
もちろん、「自然が良かった」でもいいのだが。。。
「問い」を持つと、それに対して、なんとなく答えが心の中に浮かび上がってくる。
その心に浮かび上がってきたものに僕は綿菓子のようなイメージを持っている。
それをだんだん心の中で大きくしていく。それと同時に、だんだんその輪郭をはっきりさせていく。
そんな感覚を僕は大事にしている。
イメージの持ち方は人それぞれだと思うが、僕はそんな感じだ。
そして、最後にその感覚を確信的なものにしていく。これは、実は都会でもできると思う。
だけれども、自然の中の方がやりやすいし、一度自然の中でその感覚をつかむと都会でも再現しやすくなると思っている。
実際自然は偉大だなぁと思う。
ある経営者の方は、M&Aの案件についてどうすべきか、森の中で答えが出たという。
ある人は、来季の構想について、海で波を見ていたらはっきりしてきたという。
また、ある人は、今後5年間のうちにやりたいことが、腹の底から湧き上がってきたという。
そこまで大きなものを掴まなくても、多くの人が何かしらの気づきを得ているようだ。
「問い」を持って森に入り、頭のスイッチをオフにしてみる。
簡単なようで難しいことに気がつくだろう。
でも、それができた時、森が答えを教えてくれる。