僕自身が感じていた「物理的にも精神的にも居場所がない」という居心地の悪さ。

ある時、ふと、「これって、僕だけじゃなく同じように感じている人がいるのではないか?」と思うようになった。

そして、コミュニケーションが生まれる場が身近にあったらいいなぁ。そんな想いが、いつしか、「だったら、僕が作ったらいいんじゃないのかなぁ」と発展していた。

 

コミュニケーションの生まれる場。

しかし、それが、しっかりと永続しなければならない。そのためには、お金が回る必要がある。それって何かなぁと考えるようになった。人が集まりやすい場。「そうかぁ、カフェがいいなぁ」とそんな感じだった。

 

それぞれの人に居場所がある。

一人でいたい人は一人で。

でも、人と繋がりたいと思った時には繋がれる。

そこで人と人が出会い、新たな何かが生まれたら最高だ。

例えば、IT関連で独立したいと思っている若者と、飲食店で顧客管理の方法に悩んでいるお店のオーナーがたまたまカウンターで隣り合わせになる。何気ない会話からお互いの望みがわかり、そこから新しいビジネスが生まれる。

大学生とある会社の社長がたまたま横に座る。それがきっかけでその会社で学生がインターンをすることになる。そして、そのままその会社に就職する。

旅人と地元の常連客が一緒になる。地元の人が勧めるガイドブックには載っていない居酒屋に夜行ってみる。そこで、旅人は地元の雰囲気を満喫する。

こんな場所を作りたいなぁと思った。

 

でも、これってよくよく考えると、カンボジアの伝統の森で僕が見た風景。

そして、沖縄で自分が作りたいと思った場所づくりと全く同じだ。

それが街中にあるということ。そして、カフェという小さい場所に凝縮されているだけだ。

そこに気がつくとさらに、まずはここから自分の想いをスタートさせるのがいいと思えてきた。

こうなると、想像が膨らんでくる。

 

「待てよ」

コミュニケーションって、人対人だけではない。

「自分の内面との対話」「本との対話」「音楽との対話」いろいろあるなぁ。

いろんなコミュニケーションができる場がいい。僕も本が好きだし、自宅にはたくさんの本があり、そろそろ置き場にも困っている。本がきっかけになってリアルな人とのコミュニケーションも生まれるかもしれない。

 

「そうか、ブックカフェをやったらいいんだ!」

これが今経営しているブックカフェAETHERの誕生の瞬間なのだった。