ブックカフェをやろうと思ったものの、そこには何かのテーマが欲しかった。
本との対話と考えた時、深い対話ができたらいいなぁと思った。
本はすごい影響力がある。
その中にあるひとつのフレーズが何十年も頭に残っているという人もいる。
ある本の内容に刺激を受けて、生活に取り入れてみたら、日常が180度変わってしまったという人もいる。
今の仕事に就いたのは学生時代に手に取った1冊の本がきっかけだったという人もいる。
本にはそんなすごい力がある。
僕自身も、いろんな本のいろんなフレーズ、著者の想いに影響を受けている部分が多分にある。
多くの人は、そんな自分の人生に大きな影響を与えた本を1冊や2冊持っている。僕は、そんな素敵な本との出会いは、やはり運命なんだと思っている。
タイトルに惹かれただけ、書店で何となく目に入ってきただけ、そんな本なのに、それが人の運命を変えてしまうのだから。
それは偶然ではなく、選ぶべくして選んだ。そんな運命の一冊なのだと思う。
そして、選ぶべくして選んだ本で、自分の人生が変わってしまう。ここにはひとつひとつに、言葉にはできない壮大なロマンがある。
そんな本を僕は「運命本」と呼んでいる。
実は、誰かの人生に影響を与えた運命本は、他の人の人生も変えてしまう可能性が高いのではないかと直感的に感じている。
そんな本ばかりが集まった空間があったらどんなに素敵だろうか。
仕事帰りにゆっくりしたくて立ち寄ったカフェで手に取った一冊で自分に人生が開ける。
子育てに疲れた時に癒しに来るカフェで何気なく読んだ本で、家族全体の運命が変わってしまった。
失恋の旅でたまたま寄ったカフェで読んだ一冊の本がきっかけで、今の素敵な恋人と出会った。
そんな場所になったら最高だなと思った。
そんなカフェをしよう。
いろんな人から運命本を寄贈してもらい、それを読めるようにしようと思ったのだ。このコンセプトを僕は「運命図書館」と銘打った。
そして、ブックカフェAETHER(あいてーる)は、運命図書館となったのだ。
今、AETHERは、狙い通り、毎週全国の多くの方から運命本を寄贈していただいている。中には、有名なアスリートや経営者などが寄贈して頂いた本もある。