年明け早々、コスモが沖縄に来た。

来てもらったはいいが、仕事がない。

カフェもまだ何も動いていないので、やってもらうことがない。

僕としても、給料を払うわけだから、その分の仕事をしてもらいたい。でも、仕事がない。

仕方がないので、最初のうちは、「沖縄を知るのも仕事のうちだから、いろいろ見て回ってきて。それで沖縄を感じて」なんていう、仕事だか仕事じゃないのかわからないことをお願いしていた。

言いようだが、要は「しばらくブラブラしておいて」ということだ。

 

しかし、そんな中でもコスモはカフェがオープンした時に役立つように彼なりに考えて動いてくれていた。

そんなある時、僕が東京にいる時に、コスモから連絡があった。

 

「カフェになりそうな良い物件がありました。古民家で、しかも街の中にあります。」

 

興奮した声で連絡をもらった。

その話を聞いた、僕もテンションが上がった。

古民家だったら、観光客にも喜んでもらえるかも。

早速、物件の写真を送ってもらった。もちろん普通の家だ。これをカフェにするのには、だいぶ改装が必要だ。でも、建物自体はとても状態が良い感じだった。それに庭が広い。いい雰囲気なのが写真からも伝わってきた。

しかも、一般の住宅なのに、トイレが二つある。これもポイントが高かった。やはり、トイレは男女に別れているのは、外せないポイントだと思っていたからだ。

さらに、広い敷地の中には、納屋があるという。納屋をうまく活用すれば、そこをオフィスとして使用できるとも思った。(これは、結局実現しなかったが)

 

どんどんテンションが上がった。

そして、僕が沖縄に帰った時に、早速契約することになった。

後からわかった話だが、この古民家に興味を持っていた方は結構いたようだ。

コスモが早く見つけてくれたおかげで、僕らが一番に申し込みができ、それで契約することができた。

 

「しばらくブラブラしておけ」という指示にもしっかりと意味があった。

人がやることには、すべて意味があるんだと思った。

意味を持たせるかどうかは、当事者次第なんだ。

そんなことを感じた。