こうして世界は創られ、人は罪を犯し、その報いを受け、人は神に仕えたーーー
◇旧約聖書 創世記◇ -בראשית-
罪を犯して神から追放を受けた人類とその人類に対する神の救いが聖書全体を貫く問題であるとすれば、旧約巻頭のこの書こそ、その問題の出発点である。天地の創造、人類のはじまり、楽園追放、ノアの洪水、その子孫の増加、そしてイスラエル民族の祖先たちの罪と罰の記録。次々に壮大な神と人類の物語が展開されていく。
☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆
「文豪ストレイドッグス」制覇計画5巻編も終盤。《組合》は訪問者。フィッツジェラルド所有の豪華客船でやって来ました。この豪華客船は謂わば拠点なので船を守るメンバーが必要です。その為に残ったのが『職人』ホーソーンと『従弟』ミッチェル嬢。ですが……
サボっている(ように見える)ホーソーンの態度に怒って自分の異能で思わず風化させ、口論ならぬ痴話喧嘩に発展させてしまうミッチェル嬢でした(⌒-⌒; ) ホーソーンは牧師。聖書第一です。聖書がなくなっても当然聖書の言葉は一語一句、どこの章で書かれたか覚えています。
ーーー君は塵だから塵に帰るのだ。
はい、『旧約聖書 創世記』です(・∀・) いやー聖書を読む日が来ようとは。
旧約聖書は全36巻で創世記はその1巻に当たります。「出エジプト」や歌劇「モーセとアロン」で名の知れたモーセの五書の1冊でも有ります。6日間働いて7日間目は休んだ天地創造から始まり、人類ならもう誰でも知るようになった楽園追放、カインによる人類最初の殺人、ノアの方舟、バベルの塔の話も創世記に収録されています。この辺りは物語として楽しく読めます。
現代で読まれ語り継がれるこの創世記は、
紀元前5世紀頃、祭司階級者によって書き記された創世記「祭司資料」、当初から神を『ヤハウェ』と呼ぶ、「祭司資料」よりも500年前に書かれた創世記「ヤハウェ資料」、1番新しいものだと言われる創世記「エロヒム資料」の3つから成り立っていると言われています。登場人物はめちゃくちゃ多いし、同じような名前がいっぱい出てくるし、言葉の言い回しも特徴的だし、もう混乱するしかない。私はアブラハムが出たあたりで家系図の作成を諦めましたorz キリスト教の教えを理解しよう!と考えるよりも壮大な物語を楽しむ!スタンスでいったら結構楽しく読めると思います。
これを完全に理解しようと努める聖職者、本当すごい。そしてこれが家庭に溶け込み、文化として学ぶ欧米社会って一体……ミッチェル嬢は作者よりもスカーレット寄りの性格なので神など信じちゃいない可能性が高いですが、さらっと諳んじられるあたり聖書の身近さを感じさせます。日本人で言うなら「桃太郎」をそらで言えるような感覚か!?←
旧約聖書に出てくる人間も今で言うなら聖人扱いなんでしょうが(『聖☆おにいさん』情報)、「でも旧約聖書の人だからな〜」とイエスを悩ませるぐらい、ものすごく無茶苦茶をやっている。神に子を捧げる、呪う、兄弟内の駆け引きと騙し合い、姉妹婚……ヘビー過ぎてドン引き。
時々知っているネタあって良かった……というか皆、長生きですよね。いつから100歳未満が普通になるんだろ。
創世記は兄弟に売られた果てにパロ(ヘブライ語で『ファラオ』)になったヨセフが餓えから救うために家族らユダヤ人をエジプトへ導くところで終わります。一体どんな経緯でモーセは出エジプトを図るのか……ヤバい、なんだかんだ読みたくなるじゃないですかー。あ、映画でも可!
「旧約聖書 創世記」でした(・∀・)/
恐竜は、男の子たちの夢だよね!(*^o^*)/