2人が出逢った瞬間、最高のエンタメが生まれる!
◇平家物語 犬王の巻◇
古川日出男
室町時代、京で世阿弥と人気を二分した能楽師・犬王。盲目の琵琶法師・友魚(ともな)と育まれた少年たちの友情は、新時代に最高のエンタメを作り出す! 「犬王」として湯浅政明監督により映画化。
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「平家物語 犬王の巻」です(・∀・)
いつもならここには詳しいあらすじを書いているのですが、上映真っ最中なので控えさせていただきます。
さて。この作品以来、古川日出男を意識するようになりました。読んでみたい気持ちと、けれど難しそう、と尻込みする気持ちが半々になって2年、ずっと遠目で見るに留まっていましたが本書が私を近づけさせました。
映画「犬王」は本書が原作だと言います。だから映画を観るより先に本を読みました。書かれた文章が映画でどのように表されるのか知りたかったから。
あの時と同じ、読者を圧倒させる言葉の波と語り方!
……言葉だけでこれだけの疾走感と熱い唸りを出せるなら、画がつき、音楽がついたらどうなる? 本を読んでいるというよりもライブを聴いているようだった。
「犬王」っで世阿弥と人気を二分化したなら何で名前を聞かないんだ……「まさかまたジュリアン・バトラー現象?」と警戒しましたがきちんと調べられてホッとしました← しかしこれも1つの歴史異聞。滅びた平家と芸への執念という呪いの両方に打ち勝つには琵琶と能楽しか有り得なかった。
よし、映画を観よう! 映画を観た観ていない、本を読んだ読んでいないそこの、どこかの貴方もさぁ、疾れ!
「平家物語 犬王の巻」でした(*^o^*)/
罪の報いを受けた犯罪者たちを罰したのは?(*^o^*)/