蘭と料理と魔女の為に事件を解決する!?
◇黒い蘭《ネロ・ウルフの事件簿》◇ -Black Orhids Nero Wolfe Vintage Detective Stories;-
レックス・スタウト 鬼頭玲子 訳
蘭を愛する美食家の名探偵ネロ・ウルフ。奇癖の天才がもつれた謎を解き明かす。フラワーショーでの殺人事件を解決し、珍種の蘭を手に入れろ! 蘭、美食、美女にまつわる三つの難事件を収録した日本独自編纂の傑作中編集。
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1.黒い蘭(Black Orchids)
……ネロ・ウルフの目下の関心は世にも珍しい黒い蘭。最初はアーチーに偵察に行かせていたが遂に自らフラワーショーに出向いた。ところがそこで殺人事件が発生して……
2.献花無用(Omit Flowers)
……ウルフの親友マルコの知り合いシェフが殺人容疑をかけられてしまった。偏屈なウルフだが流石にマルコの頼みは断れない。こうして大衆料理のチェーン店を展開する一族の、血まみれのお家騒動に巻き込まれて……
3.ニセモノは殺人の始まり(Counterfeit for Murder)
……流石のアーチーでもこれはどうよ、と辟易する「元」美女なハッティー、もといミス・アニスはいきなりウルフに会いたいと押し掛けてきた彼女は直ぐに帰ったが代わりに紙包をアーチーに押し付ける。その中身は果たして10,000ドルでしかも偽札だった!?
4.ネロ・ウルフはなぜ蘭が好きか(アーチー・グッドウィン)
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「女が選ぶ花は、女次第だ。男が選ぶ花は、花次第なのだよ」ーーーネロ・ウルフ
「黒い蘭」です(・∀・)
蘭のために手段を選ばないウルフと料理を愛するウルフと美女に振り回されるウルフとアーチーが見られます。
ウルフが大好きなのは料理、そして蘭の花。蘭の花の為なら外出もします。意外に外出しているような気もするけど← 黒い蘭は存在していて写真も見ましたがはっきり言って、怖いです← というか蘭の花って魔性の女臭しません?? 苦手なんです、と言ったら出禁になりますねきっと←
1は蘭を目当てに頑張るネロ・ウルフの話です。奇抜なトリックでまさかの実行犯。読めば「嘘ぉ」となります。
2は米国お家騒動記。昔気質の人がチェーン店で上手くやっていけるわけないだろうが……昔の米国って結構大家族ですよね。しかしなんで万年反抗期みたいな人しか居ないんだ……
3は警察とシークレットサービスの両方を相手します。警察とはまた違う公的機関でより重要任務や偽金といった重大犯罪を担います。ここでは美女にタジタジなウルフも見られるので貴重です。癖強い女性です。ハッティーって。
「黒い蘭《ネロ・ウルフの事件簿》」でした(・∀・)/
「ス、と言ったら〜??」(*^o^*)/