アイザック・アシモフ No.11◇地球の危機◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

これからは国内外の多々ジャンルに飛び込みます。




TwitterもといX: 「https://twitter.com/KYoCaTHouWoR
エブリスタ: https://estar.jp/users/153193524

食中毒は陰謀の幕開けだった! ディヴィッド・スター、火星に向かう!

 
 
{B2DB6F2A-8E35-4238-8DE0-25B9F7DE9C64:01}

 
◇地球の危機<宇宙をかけるレインジャーの物語>◇ -David Star Space Ranger-
アイザック・アシモフ 小尾芙佐 訳
 
 
食中毒事件を利用した何者かの陰謀で地球は重大な危険にみまわれる。そして暗い死の翼が、われわれの頭上をかすめる……
 
 
☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆
 
 
大きな権力を持つ科学局の一員であるディヴィッド・スターはある日巷を騒がせている食中毒事件を目撃した。食中毒を起こすのは火星産の食べ物だけ。
 
 
火星産の食物供給が止まれば地球は食糧不足でパニックになる。それを狙った誰かの仕業なのか? ディヴィッドは早速火星に向かい、そこで出会った小男ビッグマンと一緒に調査を開始するが……
 
 
☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆
 
 
「地球の危機」です(・∀・) 前回は「宇宙の危機」と間違えてすみませんでしたm(_ _)m
 
 
本書は本来、アメリカの少年少女のために書かれた児童書でした。
おかげで翻訳版も児童書として刊行されています。
挿絵がある……! 
挿絵がある本を読んだのは何年ぶりでしょう(笑)青い鳥文庫以来です←
 
 
そんな児童に向けて書かれた本書。
子どもでも分かりやすく、大変わくわくした話になっています。
読書感想文にぴったりです(笑)また火星人とか未知に対する探求と好奇心もいいですよねぇ。
 
 
本書のディヴィッド・スターは若くて有能でモテそうですが、なんと本作ではヒロインが出てきません。完全に男の友情とスリルある冒険が持ち味です。
 
 
そんな持ち味とディヴィッドが子供たちの心をガッツリ掴んだのか、この話はーーーというかディヴィッドは大人気になり、アシモフは続編を書かないわけにはいかなくなりました。
 
 
ディヴィッド・スターことラッキー・スターが主人公の話は本書を含め6作書かれ、そのうち4作が翻訳されています。児童書ですが、子どもが面白いと思うものは大人だって面白いと思うに違いない! というモットーの下、読むつもりです。楽しみに待っててください(OvO)
 
 
「地球の危機」でした(・∀・)/
次回はエラリー・クイーン、再びライツヴィルへ!