髑髏を模した「髑髏城」はかつて2人の人間の墓標を建てた。
フランスとドイツの名探偵と名警察官が頭脳でしのぎを削る!
◇髑髏城◇ -Castle Skull-
ジョン・ディクスン・カー 宇野 利康訳
ライン河畔にそびえる古城、髑髏城。その城主であった稀代の魔術師、メイルジャアの謎の死が世間を騒がせてから十数年。今また現在の城主が火だるまになって城壁から墜落するという事件が起きた。この謎に挑むのは、ベルリン警察のフォン・アルンハイム男爵と、その宿命のライヴァルでありフランスを代表する名探偵アンリ・バンコラン。独仏二大探偵が真相を巡ってしのぎを削る。
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そのまえにお久しぶりですm(_ _)m
卒業旅行という名前の旅行を一週間、してきました。
まだ旅気分が抜けず、本調子じゃありませんが、見た目は通常運転でこのブログも再稼働です。
そんなわけで「髑髏城」です(・∀・)
一見、不気味この上ない名前のこの作品は本当はアンリ・バンコラン物の第3弾なのですが、第2弾の「絞首台の謎」はいま図書館から取り寄せている最中なのでもう少しお待ちくださいm(_ _)m
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アンリ・バンコランとわたしジェフはベルギーの富豪ドオネイから怪しげな城とそこにまつわる2つの死について聞かされる。
髑髏そっくりの髑髏城。そこでかつて城主で大魔術師と謳われたメイルジャアが不審死を遂げた。
その城が再び死者を生んだ。現当主のマイロンが火に包まれて絶命したのだ。
その2つの死には繋がりが? そしてフランスのバンコラン、ドイツのフォン・アルンハイム男爵が再び相見える時、髑髏城で何が起きるのか。
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ーーーという
おどろおどろしさ全開。
髑髏そっくりの城ってなんだよ! 本当にこの表紙通りだったのか……(((( ;°Д°)))) かつての城主が怪しさ満点の魔術師っていうのも雰囲気出ますね!
しかし事件の真相は
実に合理的で現実的なんですよ。
そのバランスがいいんですよ! 本当に!
今回はジェフ君も頭を働かせ、閃いたり、騙したり←と大忙し。小説っていうのはやっぱり推理小説なのかな?? ジェフ君、好きだぜ!←
「髑髏城」でした(・∀・)/
お次はセイヤーズ女史の「学寮祭の夜」です(*^o^*)/~