ピーター卿の華麗なる活躍。
ピーター・デス・ブレドン・ウィムジー卿は、十五代デンヴァー公爵の次男。クリケットの名手で、かつおしゃれなワイン通の貴族探偵である。女流推理作家のハリエット・ヴェインとの恋愛を横糸に、発端の怪奇性と類稀なストーリーテリングの冴えを縦糸にしたその作品は、現在も英米両国で愛読されている。中編「不和の種、小さな村のメロドラマ」等代表的な中短編七編を収録した。
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「ピーター卿の事件簿」です(・∀・)
時系列も、状況もてんでバラバラですが、それでもいつまでも変わらないピーター卿の優雅で華麗な活躍をみていきましょう!
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1.鏡の映像
(The Image in the Mirror)
……ピーター卿が出会った男は、心臓を始めとする器官が全て真逆に位置し、もう一人の自分の存在に悩まされていた……!?
2.ピーター卿の奇怪な失踪
(The Incredible Elopement of Lord Peter Wimsey)
……バスク地方にて。ラングレー青年は偶然そこで想いを寄せていた女性と邂逅するが……その直後、村に魔法使いがやってきた!?
3.盗まれた胃袋
(The Piscatorial Farce of the Stolen Stomach)
……ピーター卿の友人トマスは最近、遺産と称して大叔父の胃袋を贈られた。だが、その胃袋が何者かに盗まれた!
4.完全アリバイ
(Absolutely Elsewhere)
……ライラック荘で殺人事件が起こった。有力な容疑者は3人だが、そのうち2人は遠く離れたロンドンにいた。アリバイは崩せるのか。
5.銅の指を持つ男の悲惨な話
(The Abominable History of the Man with Copper Fingers)
……《エゴティスト・クラブ》にて。会員マスターマンに連れられてやってきた俳優ヴァーデンの奇妙で恐ろしい話。
6.幽霊に憑かれた巡査
(The Haunted Pliceman)
……ピーター卿に待望の赤ん坊が誕生した朝、父親はまたも怪事件に遭遇する。
7.不和の種、小さな村のメロドラマ
(The Undignified Melodrama of the Bone of Contention)
……大地主ハードックの葬式が近づく頃、死の馬車の不吉な噂が駆け巡る。我らがピーター卿もその首なし姿を目撃するが、その裏には……
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全7編!
うーん。ピーター卿、
何気なく神出鬼没ですね←
ピーター卿が登場するところがユーモアあり過ぎる:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
そして顔と行動範囲が広すぎるwww
こういうことも貴族の次男坊という身分じゃなきゃできないですね(笑)
6番目のお話はなんとピーター卿の恋の相手ハリエット嬢との未来が書かれてます(笑)
こうなるよ! とネタバレされましたが、最終巻の名前を知っている時点でこの未来は予測すべきでしたね(;^ω^A やっちゃった!←
オススメは2、3、6番目のお話です(・v・)
7番目は定評のある作品なので割愛。
「うーん、なるほど!」と唸らせてくれる作品です。
「ピーター卿の事件簿」でした(・∀・)/
次回はお医者さんの事件簿です(*^o^*)/~