エジプトを舞台にした波瀾万丈、手に汗を握る脱出劇!
少将が恐れるのはインドからの僧侶!? その秘密と過去とは。
◇コロスコ号の悲劇、クルンバーの謎◇ -The Tragedy of the Korosko,The Mystery of Cloomber-
アーサー・コナン・ドイル 松原 正 訳
不気味な謎に包まれた壮麗な御殿 スコットランドを逃げまわる英国の老将軍の頭上には、不可思議な星体術を使う三人のインド僧の復讐がせまる
シャーロック・ホームズ物以外にもいくたの傑作を残したコナン・ドイルを代表する怪奇小説の雄篇。
「クルンバー号の謎」と「コロスコ号の悲劇」を併載する。
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「五匹の赤い鰊」が読み終わった後、本書も読み終えたのでアップします。「コロスコ号の悲劇」です。
「コロスコ号の悲劇」です。←
本自体は一見、古い赤ノートにしか見えないけど!
あらすじ紹介は「クルンバーの謎」しかなくっても!←
だってそれしか載ってなかったんだもん(`ε´)!
しかもこの「コロスコ号の悲劇」だってかなーり古い本だし!
ちなみに出版社はお馴染み、東京創元社でした。
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1.コロスコ号の悲劇
(The Tragedy of the Corosko)
……ナイル川周辺を観光しに来たコロスコ号の乗客たち。しかしその帰り、彼らはエジプト土民軍に捕まり、ヌビア砂漠をさまようことになる!
2.クルンバーの謎
(The Mystery of Cloomber)
……「クルンバーの謎ドイル傑作集3」参照。
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「コロスコ号の悲劇」は
いかにもコナン・ドイル先生らしい作品ですね!
穏やかだが、緊張の影が見え隠れする序盤、
圧倒的不利と絶望を如実に書く中盤、
スリルに汗を握り、続きが気にならずにはいられない終盤、
そしてホッとする結末と後味!
恋愛描写なんていいんですよ! 主体はそれじゃないんだから!
何人か人が死んでしまうので(悲劇という題名がついている以上)、悲しみが背中にくっつきますが、クライマックスのある登場人物の言葉でわたしも登場人物も(←恐らく)救われます。
なかなか手に入らなかったので半ば諦めてましたが、苦労した甲斐がありました。また先生の一面が見れましたからそれだけで読んだ甲斐があったというものです。
「コロスコ号の悲劇」でした(・∀・)/
次はピーター卿があちこちで活躍する中短編集をお送りしまーす(*^o^*)/~
コナン・ドイル読破まであと2冊!!