アーサー・コナン・ドイル No.30◇ラウンド・ザ・レッドランプ◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

これからは国内外の多々ジャンルに飛び込みます。




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『赤ランプが灯ったら』、医者と患者のドラマが始まる。

 
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◇ラウンド・ザ・レッドランプ◇ -Round the Red Lamp-
アーサー・コナン・ドイル 白阪 玲麻 訳


ロンドンで開業したばかりの若い医師。突然、見ず知らずの富豪の夫人から診察に呼びだされるのだが……「つまずいた第一歩」、三人の医師たちがこれまでに出会った人生ドラマを語る……「医者たちのドキュメント」、田舎で繁盛している開業医。ある日近隣に優秀な同業者が開業したことを知り、挨拶に出向いてみると……「ホイランドの医者」他、全12編収録。
 
 
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「ラウンド・ザ・レッドランプ」です(・∀・)
アーサー・コナン・ドイル先生は小説家であると同時に医者でもありました。
そちらの仕事はさっぱりだったらしいですが、学んだものはかなり多かったようです。
 
 
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1.時代遅れ
  (Behind of the Times)
 
 
2.はじめての手術
  (His First Operation)
 
 
3.一八一五年のからの落伍者
  (A Straggler of'15)
 
 
4.三代目に生まれて
  (The Third Generation)
 
 
5.つまずいた第一歩
  (A False Start)
 
 
6.呪われた前夜
  (The Curse of Eve)
 
 
7.恋人たち
  (Sweethearts)
 
 
8.ある生物学者の妻
  (A Physiogist's Wife)
 
 
9.外交の問題
  (A Question of Diplomacy)
 
 
10.医者たちのドキュメント
  (A Medical Document)
 
 
11.ホイランドの医者
  (The Doctors of Hoyland)
 
 
12.外科医の話
  (The Surgeon Talks)
 
 
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「それと医者は感謝されることがとても大事だ。これを忘れちゃいけない。(中略)医師は気高く紳士的な職業なんだ。それはいつだって変わらないことを、君たち若い人は知らなくちゃいけないよ」(P.276)
 
 
全12編!
 
 
前述した通り、先生はお医者さんでしたが、
医者としてどのように生活したかはほとんど知られていませんでした。
本書はドクター・コナン・ドイルの姿を垣間見せてくれます。
 
 
話の面白さはもちろんのこと、
医者といっても、ワンパターンではなく、あらゆるテーマが顔を見せます。
しかも患者、医者そのものの姿を鮮やかに書いていて、ヴィクトリア時代を知る上で大変興味深いです。
 
 
「ある時代を知りたければ、その時代に書かれた文学を読め」という言葉がありますが、
正解ですね(°∀°)b グッ!!
 
 
「ラウンド・ザ・レッドランプ」でした(・∀・)/
さて、コナン・ドイル作品、ほぼ読破まで残すところ、あと1冊となりました!!
先生はエッセイも書いていますが、物語じゃないので、本ブログでは割愛させていただきます。ご了承くださいm(_ _)m
 
 
次回はセイヤーズ女史からハリエット嬢、再登場! 「死体をどうぞ」です(*^o^*)/~