coptic binding その4 | ryoko’s 手製本ジャーナル

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手製本にまつわるいろいろと日常生活を綴っています。

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2017/05-2019/10 上海
2019/11- 西宮

引き続きコプティック製本。

 
早く、楽しみな糸綴じに取りかかりたいおねがいでもその前にちょっと面倒な穴あけ。
 
まずは穴あけ用のガイドを作り、それを表紙にピッタリと合わせ、動かないよう重しを置いたり、和紙テープを貼ったりしてから、スクリューポンチでクルクル。グリグリかな。
 
穴の数は表紙1枚につき6か所。この糸綴じでは偶数でないといけません。糸綴じの際に分かりますが、2か所ずつペアで綴じるからです。
 
これがなかなか大変。
硬いボール紙に紙を貼ってあるので貫通するには結構な力と根気が要ります。
 
全部で12個貫通させ、ヘトヘトにチュー
 
使ったのは日本製スクリューポンチ。この道具日本製しかないのでは。海外の製本家も使ってるのはコレ。よく製本作業の画像に写っています。先日も海外の製本作品カタログに掲載されていました。
 

コレ↑(ユザワヤ、ハンズにも売ってたと思う。)

先端のパーツを取り替えて穴の大きさを変えます。押すと先端部が回転して進むので穴が空け易い道具なのですが、ボール紙が硬くで厚い時はスイスイ行かないえーん
 
革に穴をあける時などは気持ちいいぐらい簡単でキレイに穴が空きます。失敗もまずない。
 
そしてお馴染み、本文紙の穴あけ。
 
全てに穴が空きました。
 
今日は思った以上に表紙の穴あけに時間がかかり、ここまでしかできなかった~。
 
続きは次回に口笛