自死を選ぶ人の気持ちと心の葛藤について | HSP✖️不登校サポーターaikoᵕ̈*親と子を繋ぐ居場所作りをしています‍‍

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集団の場が苦手、人と話したいのに緊張して上手く話せない、場面緘黙症、共感性の高いHSPの気質をもつaikoだからこそ不登校になる子供の気持ちをくみとってきました。これから不登校の子と親を繋ぐ居場所を作ります ̖́-‬



書こうかどうか迷ったんですが、一つ一つの言葉を大切にしながら書こうと思います。
自死にいたる方の思考回路や状況などを細かく書いています。
必要ない方や辛い方はスルーして下さい。

芸能人の方が自死で亡くなられたというニュースを聞くたびにやるせない気持ちになります。
自分の命を絶つことを選ぶ状況は本来の自分の意思とは関係のないところで起こるものだからです。
私の身近にも自死で泣くなった方がいます。
そういった状況になる方の思考回路がどうなってるのか、その時に何を思うのか、私にはなんとなく想像がつきます。

私も産後にホルモンバランスを崩し自死しかけた経験があるからです。

自死をしたいという衝動にかられた時は思考が絶望一色になっています。
一筋の光もない絶望という世界に自分が入りこんでしまっています。
こんな思いを抱えるなら消えた方が楽になると思ってしまうのです。
私は、自死を自分で止めました。
それは過去の自分が深く刻んだある強い思いが自分を止めたのです。
『絶対にどんな事があっても自分で命を絶つことはしない』
その思い一つで自分が死のうとするのを止めたのです。
ノートに『もう限界です。死にます』と書きました。
その後
台所にある包丁で自分のお腹を刺したくなる衝動をう止めました。
『絶対に死んだらだめだ、やったらだめだ』
自分で命を経とうとする強い衝動をもう1人の自分が一生懸命止めるのです。
死んだ方がマシだと思うくらいの絶望の環境、状態にいたので、終わりにしたいと思っていました。
2つの感情のせめぎ合いで心がはち切れそうになりました。
私は、何でこんなに耐えてるんだろう。
命を守る為にここまで辛い葛藤を起こしている。
そう思い、あまりの辛さにうずくまり身を縮めて命を絶たないように必死に耐えました。
死にたいと思い実際に行動にうつしたくなるものすごい衝動を体を使って耐えていました。
後になって思ったのがこんな感覚や感情はきっと誰からも理解されないだろう。
ということでした。

自死したくなる状況は心の病気によって引き起こされているものです。
本来のその人が決めた決断ではないのです。

実際に自死をしようとして未遂に終わって助かった方は、命があって良かったと思われる方がほとんどだそうです。

衝動的にその場の感情に支配されておこなってしまうのです。
その衝動的な感情の強さを知っているだけに
あの感情を抑えるのは並大抵なことではできないと思っています。

あの衝動をおさえるのは本当に本当に言葉で表しきれないくらい辛いのです。
自分の体を半分に引き裂かれてぐしゃぐしゃにされているような感覚です。


自死につながるきっかけは人それぞれで違うのだけど
1人で抱え込んできた人
周りの理解が得られなかった人
長い間その状態が続いてきた人
に共通している気がします。
心の中はとても辛いのに他人の前では平気な顔をしている人もあてはまります。
辛いよって言ってワガママになる感覚がするくらい
もう無理です!って周りに伝えていたら命を絶つ結果にはならないと思います。
なりふりかまわずに辛いと言えない人がそうなってしまうんじゃないかなと考えています。

自死を決行する直前は地獄の中にいるような気分なのです。


だけどそこを乗り越えたらその経験が光に変わり未来の自分へ大きなギフトになります。

私はよく『何でそんなに動くの?行動的なの?』と言われますが、その経験があるからなんです。

あの時に一度死んだような気持ちになりました。
あの時に経験した葛藤は自分の人生の中で後にも先にも一番辛い経験でしたと言いきれるくらいです。

何か行動を起こす前は毎回不安でどうにかなりそうなのですが毎回決まって
『これをやって死ぬわけじゃない!失敗したって命はある』と思い奮い立たせます。
あの出来事が前に進める原動力になっているんです。

体の病気をわずらい死にかけた人が生還して生死感が変わり自分の人生を思いきり生きていこうという話をよく聞きますが
心の病気でも同じことが起こります。
起こるんですよ。

辛さが重ければ重い分だけその後にくるギフトはものすごいのです。
私と同じような思いをした方がどれくらいいるのか分かりませんが、何よりも自分の命をつなぎ止めれたこと。
命があることを誇りに思ってほしいです。
私は自分の命を守れたことが今でも一番の誇りです。

どれだけ辛いのか分かるからこそ経験者としてお話させてもらいたいのですが
もし命を絶つことを考えている人は、あともうちょっとだけ生きてみてほしい。
私もあの時は本当に辛かった。
だって誰に助けてと言っても誰も助けてくれなかったんです。
攻撃してくる人と無理解な人たちに囲まれて暮らしていました。

今、周りにいるのは理解してくれる人ばかりになりました。
生きていたらそれなりにいろいろと辛いこともありますよ。
だけど無理解だらけの世界ではなくなった。
そしてあの時の辛さに比べたら対したことないと思えてしまってます。
声を出して叫んでいいの。
普通に辛いですって冷静に言っても伝わらない人もいるの。
すごく怖いかもしれないけどめちゃくちゃになって
『お願いだから助けて!』って言ってもいいんだよ。

それでも理解してくれない人もいるよね。
うん、分かる。
私の時もそうだった。
そんな時は逃げていいから。
自分の命を守る為にその場からすぐ逃げて。
私は、自分の命を絶とうと葛藤したあの壮絶な出来事があって、逃げました。
まだ小さい赤ちゃんと寝てる夫を残して夜中に
助けて!と電話して頼れる人に迎えにきてもらった。
そこまでしてやっと少しずつ理解してもらえるきっかけに繋がりました。

死ぬくらいならそれくらいやってもいいんだよ。
大切な自分の命をまもりぬいてほしい。
そうやって生きぬいた人は、あとでご褒美の人生が待ってる。
私がそうだった。
あの辛い時とは真逆な人生を今生きています。
あの時に諦めなくてよかったと思ってます。

今回、自死をしてしまう人の極限の状態をいろんな人に知ってもらいたかったのと
今、辛い方に向けて経験者としてメッセージを送りたかったので書いてみました。

信じられないかもしれないけど
あの極限を乗り越えて生き続けている人は諦めなければ幸せなことがいっぱい待ってるから。

あれだけ辛いのに生きることを選んだ人へ
最大のエールと尊敬の念を送ります。
生きていてくれてありがとう!!!
本当に本当にありがとう!!!

そして私と出会って下さった方へ
生きて出会えて本当に嬉しいです。
あの時に死ななかったからあなたに出会うことができました。
ありがとうございます。