分かりやすさ、伝わりやすさ | 想いが伝わる本を書くブログ

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武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

お茶の先生から本が届きました。
「茶花(ちゃばな)の宇宙」
茶の湯でのお花の内容です。

 

私は、習いもしていないのですが、
お茶の所作の一つ一つの意味や
ストーリーに興味があって、
お茶の席に顔だけは出している
無精者で、知識も何もありません。

 

さらりとページを開いていくと、
流れ図(フロー)のような解説が
目に止まりました。

 

見ると

「椿を入れる」

とある。

 

そして、
「花入れを選ぶ」「花を選ぶ」
と続き、

花入れの
「用い方」「素材」「形状」

花の
「葉」「枝」「咲き加減」

と、椿を飾る内容が項目に分けられ、
流れ図(フロー)で整理している。

 

そして、「菖蒲」「水仙」などの
代表的な花の飾り方も同様に解説。

 

素人の私が、これを見て

「やることの『全てと順序』」

が一瞬で分かった気がしました。

 

本の書き方において、

 

「分かりやすさ、伝わりやすさ」

 

をあらためて感じました。

 

まとめ方、表現の仕方も
とても馴染みやすく、
お茶やお花に興味が無い人も、
面白味を持って読める本に
なっていると思います。

 

一冊、お手元に置かれては
いかがでしょうか。

 

「茶花の宇宙」
著:田中仙融 
公益財団法人三徳庵
大日本茶道学会本部教場教場長
ISBN 978-4-12-004955-2
定価 1944円(税込)
発行 中央公論新社

 

(牛田肇 武蔵野デジタル出版)