ベンチャーのJカーブ成長 | 想いが伝わる本を書くブログ

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武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

「通常ベンチャー企業の収益は、
その投資負担が重いため、
創業から暫くは水面下に沈む。

その累積損益をグラフで描くと
「J」の字になることから、
『Jカーブ現象』
と呼ばれる」

 

秦信行氏(國學院大學経済学部教授)
はいう。

 

多くの創業は水面下からのスタート。
早く黒字化できれば、Jの底は浅い。
いつまでも赤字が続けば、
Jの底は深く、広くなる。

 

キッチンのお玉のような
小さなJが理想だが、
実はJが鍋だったり、底が割れて
いるかもしれない。

 

この水面下の時期の資金を
「リスクマネー」という。

投資してリターンが高くなる可能性
があるが、倒産するリスクも高い。

 

一般的には、ベンチャーキャピタルや
個人投資家(エンジェル)が
提供する資金と言われる。

 

最近では、銀行の低利融資や、
国からの補助金が、
その一部を担っているともいえる。

 

はて、国や銀行の求めるリターンは
何であろう?それは、税金や社会保険、
登記・税金・会計の専門家業務の増加?
それは収益と関係なく費用発生する。
水面下の時期は、その費用でさえ重い。
倒産後の身の振り方も考えると、
実は、廃業もできない。
今の創業者はそういったリスクを
分かっているのだろうか……。

 

どんな場合にせよ、会社を興せば
底が、浅くても深くても、
1日も早く、水面に浮上し、
飛び立たなければならない。

 

(牛田肇 武蔵野デジタル出版)

 

『ベンチャーコミュニティを巡って
 起業家と投資家の世界』
著 秦信行
発売 星雲社 発行 武蔵野デジタル出版
企画制作 Kips
ISBN 978-4-434-23147-6
価格 2,160円(税込)

全国書店およびアマゾンでご購入できます。
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