かにかまの物語 | 想いが伝わる本を書くブログ

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武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

セブンイレブンのおにぎりに
「香り箱のマヨネーズ寿司」
がある。

 

香り箱とは、かにかまの商品名で、
石川県の水産加工品製造販売の
スギヨが平成16年に発売。

 

一流の料理人でさえ、
「これがかにかま!?」
と絶賛するほどで、食品の最高峰
農林水産祭最高賞、天皇杯を受賞
している。

 

そもそも、かにかまは、昭和47年、
スギヨが日本で初めて開発したもの。

 

もともとは、
人工クラゲの開発の失敗から始まり、
食感がかにと似ていることから
かにかまの開発に転じた。

 

完成したかにかまを
築地に売り込みに行くと
「こんなもの売れない」
と一蹴されてしまう。

 

それでも、築地場外の問屋を
回ってみると、試しに置いてもらえた

 

すると、飛ぶように売れ、
「うちでも扱わせてほしい」
と築地場内にも並ぶようになった。

 

あまりの反響の大きさに
「100年に一度の売れ行き」
と驚かれた。

 

発売から44年、
食卓の定番の地位を確立している。

 

(石垣 2016.8、こうしてヒット商品は生まれた、杉野哲也 スギヨ)