業界の非常識 | 想いが伝わる本を書くブログ

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武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

寿司チェーンのすしざんまいは、
24時間営業を始めた時、当初は
「お客様が来るのか」と
先を危ぶまれたが、50席の本店は
1日に最高23.5回転した。

同時に、職人たちへの労働改善も、
取り組んでいる。
8時間3交代制。休みは月9日。
残業は2時間以内のルールを敷く。
職人の退職率は3~4%程度。

職人の育成にも力を入れ、
「喜与村塾」を開講し、
2年間かけて技術と実地で育成する。

入塾2日目から包丁を握り、
生徒一人に、天然物をまるまる1匹
与えてさばかせる。

大抵の調理学校では数人で1匹。
材料費も相当かけている。

すしざんまいの開店当時も、
2001年。
寿司といえば回転寿司の時代。
築地はお客様を奪われ、
活気を失っていた。
そこで、喜代村 木村清社長が
考えたのが、
話題性十分の寿司店スタイルだった。

業界の非常識を発想し、
実現できてきたのは
「寿司職人あがりではなかった
 ことが大きい」
と木村社長はいう。

(日経トップリーダー 2016.7、トップリーダーの実像、木村清 喜代村)