「いい靴下を作る」ことだけを考えている | 想いが伝わる本を書くブログ

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武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

1984年に靴下専門店「靴下屋」は
オープンした。

私も高校生の時、初めて「靴下屋」を
見た時、靴下だけのお店で驚いた記憶
があります。

創業者は、越智直正 タビオ会長。

越智会長は、中学卒業後、大阪の
靴下問屋に丁稚奉公に入った。
「いい靴下がある」と聞けば、
百貨店にもよく出かけた。
しかし、安月給だったため買えない。
店員の目を盗んで、頬に当てたり、
噛んだりして、微妙な感触を確かめた
という。

日常生活はなぜか「はだし」である。

「僕はいつも素足にサンダル。
素材、着脱の感じ、締め付け感、
肌合いなど、
商品の履き心地を正しくつかむには、
普段から靴下を履かないのが一番」

越智会長は、ゴルフも麻雀もしない、
酒も飲まない。
「いい靴下を作る」
ことだけを考えている。

「もちろん独りよがりでは
いけないけれど、
お客様が求めるものは何かと
全力で考え、脇目も振らず、
一途にいいものを作る。
それを良心的な価格で売れば、
必ず買っていただけるはずです」

(日経トップリーダー 2015.10、社長の学校、越智直正 タビオ)