客の発生地点にアプローチする | 想いが伝わる本を書くブログ

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武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

台東区の澤の屋旅館は、
外国人旅行客に人気である。
稼働率は95%。
86%が海外からの旅行客。

創業1949年、客室数12の小さな
旅館。33年前、宿泊客の減少により
外国人旅行者の受け入れに活路を
求めた。

館主の澤功氏は、
「町と一緒になって外国人を
受け入れてきたから、
ここまでやってこれた」
という。

旅館には、手作り近所のお店MAPが
ある。写真と英語で説明している。

近所の店にも働きかけ
「Welcome to」
の看板を出してくれるように回った。

地道な努力によって、地域が受け入れ、
夏祭りや餅つき、神社のまつりにも
宿泊客を誘えるようになった。

ただ、外国人を受け入れただけで
成功したのではない、
当時、外国人を受け入れる
旅館グループに参加し、
そのグループが海外にパンフレットを
年14万部も配布していたのである。

客の発生地にさかのぼって
アプローチしなければ、
結果は見込めない。

(日経トップリーダー 2015.10、東京五輪 経済効果を狙え!、澤功 澤の屋旅館)