「遊び球」は、遊びではない | 想いが伝わる本を書くブログ

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武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

野球解説者の野村克也氏は、
「日本では三球三振が少ない」
という。
「格下の打者相手に、
カウント0ボール2ストライクでは
一球外す。
これは、V9時代の巨人が、
0-2から打たれたら罰金のルール
を作ったために広まったらしい」

でも、格下相手に1球外すのは
無駄な労力である。

そこで、明らかなボールでなく
「凡打に打ち取れる球」を投げる。

その中で
「こうすれば楽に打ち取れる」
感覚をつかむ。

これが「遊び球」の真意である。

一流選手ほど「遊び球」を
身につけている。

田中将大は「技量」は高くなったが、
「遊び」に関してはダルビッシュが
上回っている。

(「野球のメキキ」野村克也、東邦出版)