将棋には二大セオリーがある。
・玉を囲う
・玉と飛車は近くに置かない
このセオリーに反する手に
藤井システムがある。
(藤井猛九段が考案した
四間飛車の戦法)
昔であれば破門されるほどの
斬新な発想だといわれるが、
棋士の羽生善治氏も、
この戦法を取り入れて、
モノにしていった。
羽生善治氏は
「長く研究し尽くされた戦術も、
ある一手が生み出されたことで、
打ち砕かれてしまうことがある。
過去の常識にしがみついてはダメ」
指し手も、
最もリスクが少ない手を選ばず、
挑戦的な手を
あえて選択することがある。
それは、
「合理的な選択を続けることは、
一番合理的ではない」
という考えによるという。
(アエラ '14,3,31、捨てる哲学、羽生善治)