生け花の歴史 | 想いが伝わる本を書くブログ

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武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

花道史はたいていの場合
奈良時代に中国から渡来した仏教での
仏さまに花を捧げる供花(くげ)に
始まります。

しかし、仏教発祥のインドでは
花はハスが重視されるのですが、
そもそも日本は、
四季折々に花や紅葉が移り変わるので
形をまねるだけでなく、
変化のある方法を
試みるようになったそうです。

三具足(みつぐそく)は、
長方形の台(のちの床の間)に
「香炉」「灯火」「花」
を配置する様式で、
日本での工夫なのです。

そして、室町時代になると
「同朋衆」(〇阿弥)と呼ばれる
花・庭・茶道・芸能などに
造詣の深い文化人により、
「立て花」様式という
花道の最初のかたち
が定められました。

また、同じ時期に、花道最古の流派
「池坊」の基礎も池坊専応により、
つくられたのです。

(花を生ける 安達瞳子 花芸安達流 農文協)