「人間にとって最悪の事態は
頭の中が真っ白になること。
つまり、思考停止に陥ることです。
思考を止めないために必要なのは、
どんな場面でも絶対にアガらないこと」
経済アナリストでコメンテーターの
森永卓郎氏はいう。
「私の大学ゼミで、ものを使ってボケる
“ものボケ”の授業があります。
亀の子たわしを見て
「ごめん、君を飼うことはできない」
というボケです。
授業では、20回ぐらい順番に
ボケが回ってきますが、
思いつくのはせいぜい5種類ほど。
6周目を過ぎると、
何を言ってもスベる。
その場が凍りつきます。
これが訓練になります。
『スベっても大丈夫』
そう思えると思考停止にも
陥らなくなります」
(THE21 2014-2、なぜか仕事ができる人の「考える力」、森永卓郎 より)