【推しボン】黒田目線 (黒田有)・毎日新聞出版 | ほんだな

ほんだな

本棚から本を引っ張り出して読むように、新たな驚き・発見・喜怒哀楽を得ることができるそんなブログでありたいです。

#063 黒田目線 黒田有 毎日新聞出版

 

 黒田有さん、関西近隣の人はご存じかと思いますが、お笑いコンビの「メッセンジャー」のエエ声と貧乏エピソードでお馴染みの人。現在は関西を中心に様々な番組で活躍されています。


 そもそも、この一冊を知ったきっかけは、名古屋で活動されている「アンダーポイント」(増野豊・本美大)のラジオ番組に、ゲストで黒田さんか来られ、当日その後、用事があって書店に即買い。


 そもそも、私がメッセンジャーを知ったのは、よみうりテレビが「ミヤネ屋」の数年前に鳴り物言いで関東に逆ネットするも、大不評により半年で撤退した「なるトモ」の月曜レギュラーとして出演されていたとき。そこから、名古屋では、番組終了までネットを継続してくれたのですが、陣内智則さん(後に降板)、山崎方正さん(現在、月亭方正)の3人のやり取りは毎週楽しみにしていました。とある警察沙汰で、一時期活動は休止いていたものの、名古屋で見る事ができる番組も複数あり、大体は、関西の局遅れネットの番組ですが、観ると、彼の虜に鳴ってしまう。


 黒田有さんと言えば、先ず「エエ声」。本人は意識をしていないのだが、仕事の上では大きなアドバンテージとなっている。そんな風貌も含めて親父臭を感じさせるところが、マザコンを自負している母に煙たがれるところもある。そして、「貧乏エピソード」耳の片方がちぎられているように見えるのは、幼少期にネズミにかじられたからだとネタにするほど。といっても、貧乏を不幸せに思わないのが黒田さんの美学。それも、肝っ玉な母親かが起因するのだろう。


 さらに、「未婚」。某有名女優とも噂になったが、女性に対して不器用で、幼少期や思春期の苦い想い出、そんなエピソードも満載。テレビでは、進行を淡々と進めるが、ワイプで抜かれている顔は人情味溢れている。喜怒哀楽をはにかみながら具現している。また、恥ずかしがり屋なところが、私は大好きである。稚拙ながら、ワタクシも黒田さんにも気ないぐらい、エエ声で認知を得ている。よそ者とは思えない親近感を勝手ながら抱いていて、黒田さんは他人とは思えないのも、個人的なツボな芸人さん。

 

 

黒田目線 黒田目線
1,404円
Amazon