『狼花』 / 大沢 在昌 | 本の虫太郎のブログ

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『狼花』 (おおかみばな)

大沢 在昌 (おおさわ ありまさ)


面白さ ★★★☆☆ (ホシ三つ)

シリーズものの安心感、ハズレなしクラス


作者/大沢 在昌について


1956年、名古屋市生まれ


生島治郎に憧れ、ハードボイルド作家を目指す。


1979年 第1回小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。
1986年 「深夜曲馬団」で日本冒険小説大賞最優秀短編賞受賞。
1991年 「新宿鮫」で第12回吉川英治文学新人賞と

     第44回日本推理作家協会賞長編部門受賞。
1994年「無間人形 新宿鮫4」で 第110回直木賞。
2001年「心では重すぎる」日本冒険小説大賞。
2002年「闇先案内人」で日本冒険小説大賞を連続受賞。
2004年 「パンドラアイランド」で第17回柴田錬三郎賞受賞。

その他ベストセラー多数。


【この本の内容】


新宿で、ナイジェリア人同士のケンカ、刃物で切られる事件が発生した。

麻薬・ハシッシュの強奪事件と分かる。


鮫島警部こと新宿鮫は、この事件を足がかりに、

盗品を扱う地下マーケットにたどり着く


そこを運営しているのは、仙田。過去に鮫島と戦った男。

外国人を使い、日本の暴力組織に食われないマーケットを作ろうとしていた。


仙田に拾われた女、明子。

彼女は、中国から日本に出稼ぎにきた中国女性・明蘭だった。

今回の物語の主人公。

マッサージクラブから、日本語を勉強し、ステップアップして

六本木のクラブ「オーロラ」のホステスになる。

そこで、仙田と出会ったのだ。


関西の広域暴力団「稜知会」の石崎。

彼は、仙田の運営するマーケットを乗っ取ろうとしていた。


組織犯罪対策部を率いる香田。

彼は、外人犯罪者を日本から締め出すために、

稜知会と手を結ぶ。


それぞれの思惑で、事件は伸展していく。


久しぶりに新宿鮫を読みましたが、

大沢さんは、やはり上手いもんです。

人物をじっくりと描いていきますから、話に感情が出てきます。

ストーリーだけで、読ませるタイプとは違うので、読み応えがあります。


いつもの脇役として、

桃井課長。

鑑識の藪。

などが脇をかため、物語に奥行きを与えています。


晶の出番が少ないのが、淋しいくらいかな。


結末は、読んでのお楽しみということで、

どんどん引き込まれる小説です。



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