16. AV男優の流儀(鈴木おさむ) | 300日で100冊の本を読んでみる

300日で100冊の本を読んでみる

2014年12月5日~2015年9月30日までの300日の間に、100冊の本を読むことに挑戦しています!

「人が目を背けるようなものに、目を向けていきたい」

AV男優の流儀 (扶桑社新書)/扶桑社



AV男優5人の方々(森林原人さん、しみけんさん、島袋浩さん、カンパニー松尾さん、安達かおるさん)と、鈴木おさむさんの対談本です。

個人的には、しみけんさんのエピソードが面白すぎて、腹かかえて笑ってしまいました。
しみけんさんは、一見チャラいけど、その語り口にはインテリジェンスがちらほら見られ、ものすごく頭のいい人だと思います。
クイズ王としてその知識量の多さでテレビ番組に出ているのも納得です。


しみけんさんは、高校卒業と同時に、夕刊紙の3行広告にあった「AV女優・AV男優募集」というのに応募したらしいです。
でも現場に行ってみると、そこはゲイ雑誌「バディ」のグラビア撮影だったそうです。

その撮影場所が首都高を走るトラックの荷台で、衣装はふんどし一丁。
「しっかり結んでおきますから」と、トラックから落ちないように腰に紐をくくりつけてくれたらしいんです。

で、なんとか無事に撮影が終わり、トラックから降りるために紐を外そうとしたら、どこにもつながっていなかったらしいです。

ひどい話ですよね(笑)

で、そのままなりゆきでふんどしモデルを続けていたら、
そのトラック撮影時に紐をくくりつけた方から「早くAV男優を目指せ」と言われたらしいんです。

この言葉をきっかけに、彼は本気でAV男優を目指します。

彼は、それから、その人のことを、メンターとして崇めます。


あるとき、しみけんさんが、仕事で壁にぶち当たったんですね。

で、これはもうダメだと思って、そのメンターの方に電話するんです。

「あの~」

するとそのメンターが、
「お前のあの~だけで、これからくだらない話が始まるのはわかってんだよ、なんだ?」

で、しみけんさんが悩みを話し出すと、

「知らねぇよ!こっちはなぁ、風呂入ろうと思って裸なんだよ。
お前のクソみたいな不条理な電話をどう切るかで頭いっぱいなんだよ」
と言われたらしいんです。

あいかわらず、ひどいですよね(笑)

でも、しみけんさんいわく、この言葉で救われたんだそうです。

「あ、なんだ、周りの人からしたら、そんな小っちゃいことなんだ」と。


しみけんさんのAVデビューの背中を押してあげたり、
悩んでいた時を救った、このメンターが、
今テレビで大活躍中のマツコ・デラックスさんです。

「人生を大きく変えてくれた」と、しみけんさんは今でもマツコ・デラックスさんに感謝しているそうです。

人間、どこでどうつながってるか、分かりませんね。