メールなんかいらんわ |  booh☆ログ

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 《《刺激があるから楽しく生きられる》》

 そんな日記です。。。

今日はダラダラ書いてしまうかもしれん

 

 

2016年9月24日 午前8:50

先週の土曜日に親父が死んだ

 

正確に言えば、病院に着いたときには、もう自発呼吸はしてなかった

 

「虫の知らせがある」とか「胸騒ぎがする」とか聞くけど無かった

見舞いに行くつもりではいたので

金曜の夜に実家で前泊するか・・・

土曜の昼ぐらいに行って日帰りするか・・・

で迷っていたが

「今日行こ」

と、なんとなく思い立って金曜の夜に行った。

次の日の朝、起きたと同時ぐらいに病院から電話が入った。

これが所謂

「虫の知らせ」

だったのかな・・・とか今になれば。

 

親父は小さい頃から苦労して自分で生きてきた人だと聞いている

大人になってからは遊びにも仕事にも一生懸命だった

 

定年を迎えてからも嘱託で仕事をもらい

夜勤だの、出張だの

行先関係なく毎日仕事に出かけていた気がする

「冬の北陸は辛いわ・・・」

と、土産の地酒を呑みながら話していた

 

そんな親父は神経質で細かくて煩くて

私とは少し相性が悪かった

 

私が就職したての頃

バイクが欲しくて母によく話をしていた

それを聞いたのか

「バイクの金を貸したる。ただし借用書にサインして毎月返済しろ。

これも社会勉強や。」

と、僅かな金利で貸してくれた。

毎月、給料が入ればきっちり返済していた。

 

そんなある時、私がバイクのパーツを買っていると

「そんな金あるんやったら早く返せ」

とか・・・

 

相性悪いとかじゃなく、若い頃は嫌いだったかも。

 

私が結婚して娘が生まれ

親父はその頃に嘱託も引退し、年金暮らしを始めた

母曰く、親父は女の子が欲しくてたまらなかったらしい

残念ながら、生まれてきたのは私と弟の男二人

 

そんな親父に、念願の女の子で、しかも責任のない孫ときたら、そらもう・・・

 

親父がやたら娘にくっつくので、

「くっつくな!」

と怒った私に気を使っていたのか、少し離れて趣味の写真を撮ってた

でも、

「おじいちゃん、しんどいわー」

と言いながら、小学3年だった娘に、おんぶを口実にくっついていたのを知っている(笑)

趣味にしていただけあって写真が上手かったので、その御褒美に目をつぶってやった。

 

そんな娘も21歳になり、ほとんど実家にも行かず

相手を失った親父は、親戚や私に時折くだらないメールを送ってきた。

「PCをリカバリしたのでテスト送信します」とか・・・

「暑くなってきましたね。こっちは部屋の中が40度にもなってます」とか・・・

「今度いつ来ますか?早い目に連絡ください」とか・・・

 

なんか

めんどくさくて、適当にしか返信してなかった

 

父が死んでから1週間

少し落ち着いたので、久しぶりに帰宅

 

不意に、メールの未読を確認してた時に

 

 

なんだか嫌な予感がして、あわてて送信済みフォルダを確認した

 

 

何回も!何回も!何回も!何回も・・・

 

 

母に電話した記憶はある!

 

 

でも無い

 

 

返信が

 

 

ない

 

 

してない

 

 

親父に

 

 

返信してない

 

 

ほんまにアホや

 

 

俺最悪や

 

 

このメール打つとき親父はどんな気持ちやったんやろ・・・とか

 

 

俺、なんで返信せんかったんやろ・・・とか

 

 

これが来たのが4月27日

 

 

入院したのが7月20日

 

 

病室に携帯持っていってたのに

なんでメールしてくれへんかってん!とか

おかあちゃんに電話しまくってたくせに、なんで俺には何にも連絡せーへんねん!とか

もう悔しくて悔しくて悔しくてたまらん

ほんまに涙とまらん

もっと優しくしてやったらよかった

もっとめーるしたらよかった

電話したったらよかった

話したったらよかった

ようかんがえたら親孝行してへんやんけ

文句いいいながら学費も出してくれたやんけ

就職祝いに小遣いで時計買ってくれたやんけ

その時計がない!

 

もう俺ほんまさいあくや

 

もうなにいうても謝っても聞こえへん

 

なんかすごくしんどくて

 

これ書いた

 

 

 

 

 

 

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