会場:シアターオーブ
日時:2013年 9月14日(土) 12時半開演
座席:B席 3階 3列 30番
原作:ウィリアム・シェイクスピア 戯曲「ロミオ&ジュリエット」
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出:小池修一郎
<CAST> ※( )内はダブル・トリプルキャスト
ロミオ / 古川 雄大 (城田 優、柿澤 勇人)
ジュリエット / フランク 莉奈 (清水 くるみ)
ティボルト / 城田 優 (加藤 和樹)
ベンヴォーリオ / 平方 元基 (尾上 松也)
マーキューシオ / 東山 光明 (水田 航生)
パリス / 岡田 亮輔 (加藤 潤一)
キャピュレット卿 / 石川 禅
キャピュレット夫人 / 涼風 真世
ロレンス神父 / 安崎 求
乳母 / 未来 優希
モンタギュー卿 / ひのあらた
モンタギュー夫人 / 鈴木 結加里
ヴェローナ大公 / 中山 昇
死 / 宮尾 俊太郎 (中島 周、大貫 勇輔)
<感想>
2013年にまた東宝版のロミジュリをやる!と知ってから
この日を本当に楽しみにしておりました。
宝塚版のロミジュリが大好きで、2011年版(⇒ ☆
)も見てるわけですが
今回はロミオがトリプルキャスト!
それだけじゃなく、死もトリプルになってるし・・・
どうしても全員観たくって、結局4回分チケット取っちゃいました。アハハ。
もちろん金欠なので、全てB席。4,000円。
4回のうちの1回目である今回は、古川ロミオ×莉奈ジュリエットでした。
本当は、くるみジュリエットだったのだけど、
怪我をしてしまったらしくこの日から休演・・・。
大丈夫かしら、とっても心配。。。
ちゃんと治して、でも早い復帰を祈っております。
宝塚版と違いを出したかったからか現代版にアレンジされていて
世の不評を買っていた演出。
(まぁ、私は古典的な方が好きとはいえ、面白かったんだけどね)
その演出が変わっているかなと思ったのですが・・・そのまんま。
それでも慣れって怖いもので、なんかふつーに受け入れてました。
スマホもfacebookもマブダチもw
あ、そうそう。でも2011年版はティボルトの場面がもっと少なかった気がする。
今回城田優くんがティボルトを演じるということで、ティボルトを大きくしたのかな。
宝塚版とほぼ同じでした。
演出の大きな違いはそこかな。
さて、出演者の感想を。
ロミオ役は古川雄大くん。
私の中の古川くんはエリザベートのルドルフ。
声はまだまだ弱かったけど、儚く美しいルドルフでした。
その古川くんが今度はロミオ!
確かに古川くんはとてもロミオっぽいし、
ルドルフからどのくらい成長しているのかもとても楽しみにしてました。
してたのですが・・・
予想以上によかった!!(*゜▽゜ノノ゛☆
最初に登場した時に被っていた帽子がイマイチで一瞬ヒヤッとしましたが(笑)
ちょっとミステリアスで儚げで優しくて美しく、本当に素敵なロミオでした。
2幕が特によかったですね~。
歌もまだちょっと声量が足りないところはあるものの
ルドルフからだいぶ成長していたし、感情もこもっていて良かった。
ロミジュリって大好きなんだけど、涙を流すってほどでは今までなかったのに
私、初めて泣きました!!! (ノ◇≦。)
ジュリエット役は怪我で休演の清水くるみちゃんに代わりフランク莉奈ちゃん。
2011年版でジュリエットを演じた時は、もう演じることに一所懸命で
周りのこととかあまり見えていない感じだったけれど
(それはそれで可愛かったけどね)
古川くんと同じく、めちゃめちゃ成長の跡が見られた!!!
歌ももちろんかなり上達していたし、何より演技に余裕が出てきていて
とってもとっても良かったです。
私的には、ラストのロミオの後を追って自分の胸を短剣で刺すところが好き。
決意の表情が本当にすごくよくて。
ロミオを見て頷くところも、すごく泣けました。
あぁ、莉奈ちゃん。本当に成長したね。私は嬉しい。←誰やねん。
ティボルトは2011年版ではロミオだった城田優くん。
とにかく色っぽくておっきいティボルト。
喧嘩シーンでは、モンタギュー側をわっさわっさと倒していって
こりゃもう、誰も敵わないさー。2,3人で止めにかかっても敵わない。
段違いに強かったw
ロミオよりは断然ティボルトの方がシロタンっぽい。
ティボルトの高音が難しい歌も難なく歌いこなし、見た目も美しく、
キャピュレット夫人との仲も怪しさ満点。
キャピュレット夫人が好きになってしまってもおかしkないイイ男だった。
・・・だったんだけど・・・・・・なんか思ったより目立たない。
ガンガン歌っているし、ガタイもいいから目立つはずなのに。
そして思った。
シロタンはセンターの人なんだなと・・・
そしてやっぱり、私の中でシロタンはトートが最高でした。
ベンヴォーリオの平方元基くん。
2011年版でティボルトを演じた時からずっと応援しています。
見るたびに成長していって、今ではすっかりミュージカル俳優。
今年ベンでまたロミジュリに出ると聞いて、本当に嬉しかった♪
元基ベンはすごく優しいお兄さん。
もはやロミオとあんまり変わらない優しさ。キャラかぶっとる。
もう少しやんちゃっぷりが出たら、もっといいかな。
歌はもう安心して聞けますね~。
ベンの歌も難しいけど、難しいと思わせないくらい普通に歌いこなしてました。
ティボルトよりはベンの方が、元基くんに合ってますね☆
マーキューシオの東山光明さん。
初めて彼を知ったのですが、とてもよかったです^^
なぜかマーキューシオってあんまり歌がうまい人が
キャスティングされないイメージだけど(ダンス重視で)、
初めて割と歌えるマーキューシオを見た気がしますw
だいぶロックな感じでしたが。
すぐにキレそうな感じもあって、ちゃんとマーキューシオでした。
パリスの岡田亮輔さんは、2011年版から続投。
変っぷりがパワーアップしていてよかったですw
キャピュレット卿の石川禅さんは相変わらずのドン小西でしたがw
本当に歌がうまくて・・・「娘よ」なんて、本当に泣かせます。
ドン小西でも素敵(笑)。
キャピュレット夫人の涼風真世さん。
ほんっとにお綺麗!いくつやねーーーんっ!!!
綺麗過ぎて、ティボルトとの関係も頷けちゃう。
宝塚ではすみれレコードに引っかかるからかカットされている、
ジュリエットに実は父親はキャピュレット卿ではないという衝撃の真実を伝えるシーン。
「あの頃私は綺麗だった」っていうけど、今でも綺麗だし。
なんならジュリエットよりも綺麗だったりするし!
その時歌う「涙の谷」がまたいいのです。
ジュリエットに嫉妬心を抱いている感じもすごく伝わってくる。
まぁでも、キャピュレット夫妻は似た者夫婦で、ある意味お似合いよね。
乳母の未来優希さんも相変わらずうまい。
「あの子はあなたを愛してる」は聴きほれます。
ロレンス神父の安崎求さんも本当に歌がお上手で、
二人が歌う「神はまだお見捨てにはならない」がまたいいですよね。
この歌、意外に頭の中をグルグルしちゃう。
モンタギュー夫人は2011年版の大鳥れいさんから鈴木結加里さんにバトンタッチ。
歌はとてもうまいのだけど、なんか・・・乳母みたい(←失礼)。
体系がとてもふくよかで、なんていうか、ロミオ母のイメージと違うー。
そしてそして、宝塚版と東宝版の一番の違いである死のダンサー。
2011年版を見た時、素晴らしさに鳥肌が立ったのが忘れられず。
今年は続投の中島周さんと大貫勇輔さんに加え、
熊川哲也K-BALLET COMPANYに所属している宮尾俊太郎さん。
この日は宮尾さんの死でした。
宮尾さんは、周さんと大貫くんの中間な感じ。
あまりに周さんのときに衝撃を受けたので、
それを超えることはなかったけど、やっぱり素敵☆
カーテンコールの時、ステージ上のキャストが「世界の王」に合わせて
手拍子しながら踊る中、ずっと死のまま無表情で手拍子をしてて
それがすごくかわいらしかったですww
やっぱりロミジュリはいいなぁ。
みんなの成長も見られ、ベテランのうまさを再確認し、
とても充実した時間を過ごせました。
実は今日もこれから観に行くんです。
なんとか2回目の観劇までに感想が間に合ってよかったー!
また古川ロミオ×莉奈ジュリエット、元基ベンヴォーリオ、宮尾氏ですが、
マーキューシオとパリスは違うので、とても楽しみ。
そしてまたまた実は、明後日3回目の観劇なんですね~。2日連続ww
柿澤勇人くんのロミオなので、これもまた楽しみ。
楽しみが続いて、本当に幸せ~。
さっ。出かける準備しよーっと。うふふ。