会場：東京宝塚劇場
日時：2013年 8月13日(火) 18時半開演
座席：S席 1階 4列 23番
原作：ウィリアム・シェイクスピア
作：ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出：小池修一郎
＜CAST 役替りBパターン＞
※（）内は役替りAパターン
ロミオ / 柚希 礼音
ジュリエット / 夢咲 ねね
ベンヴォーリオ / 紅 ゆずる （礼 真琴）
ティボルト / 真風 涼帆 （紅 ゆずる）
マーキューシオ / 天寿 光希 （壱城 あずさ）
パリス / 壱城 あずさ （天寿 光希）
乳母 / 美城 れん
ヴェローナ大公 / 十輝 いりす
モンタギュー卿 / 美稀 千種
モンタギュー夫人 / 花愛 瑞穂
キャピュレット夫人 / 音花 ゆり
キャピュレット卿 / 一樹 千尋
ロレンス神父 / 英真 なおき
死 / 麻央 侑希 （真風 涼帆）
愛 / 礼 真琴 （鶴美 舞夕）
＜感想＞
何故かあまり星組さんの舞台に行かないたまこ。
世の中的に一番集客率があるのが星組さんなのだろうけど
なんとなーーーく、あんまりお好みじゃなくって。
別に特別苦手な理由もないのだけど、
強いて言うなら、劇団に優遇されてる感が
逆に苦手にさせてるのかもしれませんｗ
で。
大好きなロミジュリなんだけど、もともと観劇予定ではありませんでした。
そもそも初演の星組ロミジュリも観ていなくて、
その後の雪（⇒ ☆ ）・月（⇒ ☆ ）は観たんですよね。
（ちなみに、東宝⇒ ☆ も見た♪）
で、私の中では月ロミジュリが結構好きだったので
星組は観なくてもいいかな～なんて思っちゃってチケット取らなかったの。
でも後から「やっぱり観たいかも！」と思ったのだけど、時既に遅し。
チケットは売切れでございました・・・
仕方なく諦めていたのですが、なんと！
知り合いから「チケットあるけど、行く？」というお誘いを受けたのです！！
しかも1階の4列目という良席！！
嗚呼、普段から宝塚ファンを公言していて本当によかった・・・
そして、ウキウキワクワクで観に行った星ロミジュリ。
・・・ホント、行って良かった！！！！！
星組さん、苦手だなんて言っちゃってごめんなさい。
本当に素晴らしいロミジュリでした。
正直、月ロミジュリよりよかったです（爆）
まさおくん＠龍真咲さんやみりおくん＠明日海りおさんの方が
少年っぽくて私のロミオのイメージには合っていたのだけど、
全体的な仕上がりとしては星組が一番まとまっててよかった。
トップコンビが長年組んでいる＆再演というのもあってか
息がぴったりだったし安心して観ていられました。
それから、フィナーレが月と全然違ってて面白かったなぁ。
月はフレッシュさを前面に出したショーだったけど
星はバリッバリのかっこよさ。
トップコンビのデュエダンも大人な雰囲気で素敵でした。
さて、前置きが長くなってしまいましたがキャストの感想を。
ロミオのちえちゃん＠柚希礼音さん。
キラキラっていう雰囲気とはちょっと違う今のちえちゃんに
（どっちかっていうと大人なイメージじゃん？）
ロミオってどうなんだろ～？って思っていたんだけど・・・
そこは演技力でカバー！全然気にならなかったです。
ちえちゃんのハスキーボイスがあまり好みじゃなかったけど
歌もうまくなってた気がする。
ジュリエットのねねちゃん＠夢咲ねねさん。
私は個人的に「めぐり逢いは再び」みたいなブリブリねねちゃんよりも、
「オーシャンズ11」みたいな大人っぽいゴージャスねねちゃんの方が好み。
可愛らしさでは雪や月でジュリエットを演じた
みみちゃん＠舞羽美海さんやちゃぴちゃん＠愛希れいかさんには
絶対敵わないな～って思ってたんですよね。
（↑ねねちゃんは可愛いより美人っていう意味でね！）
でも、これが本当に可憐で可愛らしいジュリエットで…ビックリしました！
初演の時を観ていないので、勝手にブリブリなジュリエットを想像したけど
とても優しい雰囲気のお嬢様ジュリエットですごくよかったです。
歌も、今まで何度か観たねねちゃんの中で一番よかった。
更に、みみちゃぴはもう役に一所懸命って感じで余裕がなかったけど
（それもまた初々しくてよかったっちゃよかったんだけど）
ねねジュリは余裕があって安心して観ていられました。
一転、フィナーレのデュエダンでの女王っぷりがまた素敵でしたｗ
今回私が観たのはBパターンだったので、
二番手のベニーくん＠紅ゆずるさんはベンヴォーリオ役でした。
私はベニーくんのイメージはティボルトだったんだけど、ベンも悪くなかったです。
何より、歌がものすごく上達していて驚きました！！（ダンスも！）
でもやっぱり、ベニーくんってなんとなく血が通ってないイメージというかｗ、
表情があんまりないので（3枚目役はうまいんだけどね）
やっぱりティボルトの方がイメージに合ってるかな。
ベニティボも観てみたかった～。
そして、Bパターンのティボルトはマカゼくん＠真風涼帆さん。
マカゼくんは真面目なイメージだったので、
ティボルトって全然ちがーう！！と思っていたんだけど・・・
予想に反して、とてもよかった～。
ティボルトはまず体格がいい人の方が合ってると思うので
見た目的にもとてもよかったし、歌もよかった。
声の通りもよく、マーキューシオとの歌い合いもよかったです。
マカゼティボは本物のワルというよりも、
実際はそんなに悪い人ではなく、周りの大人に仕立て上げられ
仕方なく悪役に徹している・・・という哀愁を感じました。
観てないけど、きっとベニーティボはもっと怖いイメージになるんだろうから
こういう役作りの違いも面白いですよね。
ロミオの親友マーキューシオ、Bパターンはみっきー＠天寿光希さん。
私、星組の生徒さんを本当に知らなくて、
今までみっきーに注目して観たことなかったんですよね。
でも、8/11のカフェブレイクのゲストがみっきーで、
とっても美人さん＆陽気な方で、一気に興味を持ちました！
ちえベニまかぜの高身長トリオ（ついでにいりすくんも入れてカルテット）
に囲まれると本当にちっちゃいんだけどｗ
それを補って余りある美しさ。美人はやはり目立つ。
髪型もカッコよくて、とっても似合っています～。
まだまだ余裕なく一所懸命な感じではあるけど、
ダンスはキレがあるし、歌もまだ伸びしろがありそうなので、
これからもっと成長していってくれると嬉しいなぁ。
ちなみに、私がカフェブレイクを見ていたら、
旦那さんが「この人すごい美人だね～。娘役？」と聞かれました。
確かに、娘役でもやっていける美しさ！！
でもこんな赤くて奇抜な髪形の娘役さん、いないからー！！！笑
Bパターンのパリス役はしーらん＠壱城あずささん。
カフェブレイクで「やりすぎないようにした」「品があるように」と言ってましたが
まさにそういった役作りでした。
いつも宝塚版ロミジュリを見て思うけど、パリスっていい人よね？
ちょっとおバカかもしれないけど、お金持ちだし顔もいいし。
そりゃ人を殺してしまったロミオよりパリスの方がいいって
両親も乳母も思うよなぁ・・・・・
乳母役はさやかちゃん＠美城れんさん。
とっても良かったと思います。
月で乳母を演じられた美穂ねぇさん＠美穂圭子さんに比べると
高音部の歌唱力はどうしても落ちてしまうけど（男役さんですしね）
それでも歌も芝居もとてもお上手でした。
さやかちゃんの乳母、すっごく自然だったんですよね～。
ジュリエットへの無償の愛が感じられて、とっても優しくて温かい。
歌は美穂ねぇさんが本当に素晴らしかったけれど、
乳母としての演技は、さやかちゃんが一番好き！
ヴェローナ大公のまさこさん＠十輝いりすさん。
非常に威厳のある風貌で、とてもよかったです。
ヴェローナ大公はやっぱり、ある程度学年がいった方の方がいいですよね。
月組のまゆぽん＠輝月ゆうまさんは若いのに歌ウマで非常によかったけど。
モンタギュー夫人のあっこにゃん＠花愛瑞穂さん（この公演で退団されるとか）と
キャピュレット夫人のゆりちゃん＠音花ゆりさんの母コンビ。
あっこにゃんのロミオ母はとても優しく柔らかい雰囲気でお似合い。
ゆりちゃんのキャピュレット夫人も色っぽくてよかった。
専科組、キャピュレット卿のヒロさん＠一樹千尋さんと
ロレンス神父のじゅんこさん＠英真なおきさんは、
当然ですがとてもうまくて、特に語ることはありません笑。
私は、月の越リュウさんのキャピュレット卿がヤラシクて大好きだったけど笑。
今回、死（ゆっこちゃん＠麻央侑希さん）と愛（琴ちゃん＠礼真琴さん）が
あまり目立たないなぁ・・・と思ったのは私だけ？？
東宝版と比べるのもアレだけど（そして東宝版は"愛"がいないし）、
東宝版の死が本当に素晴らしいので物足りなく感じるかも。
なんだかんだ、やっぱりロミジュリは面白いな～。
曲もいいし演出もいい。
星ロミジュリは破たんしている人がひとりもいなくて、
再演というのもあるのかみんな落ち着いている＆深みがある感じ。
ほんっと、観に行けてよかった！！
一緒に観劇した友人はこれが初宝塚だったんだけど、
思っていたよりずっと面白かった！と言っていました♪
それはやっぱり、作品がロミジュリだったからだと思います笑。
ベルばらとかだと、あまりにも宝塚宝塚しすぎているし
原作知らないと置いて行かれる作りになっているので
ぶっちゃけ初心者には難しいかなと思うので(^-^;
さて、次の宝塚観劇は雪組の全国ツアーです。
市川まで【若き日の唄は忘れじ / ナルシス・ノアールⅡ】を見に行きます！
大好きなえりたん＠壮一帆さんっていうのもあるし、
遥か昔、中学時代に観たナルシス・ノアールを観たいというのもあり
遠いけど頑張って行ってまいります☆
ブログ更新もがんばりまーす！！！