宝塚月組 【ベルサイユのばら -オスカルとアンドレ編-】 | お気楽たまこの観劇日記

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たまこの趣味である観劇感想ブログです。
お芝居以外にも、ライブや映画なんかの感想も書いてます☆


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会場:東京宝塚劇場
日時:2013年 2月16日(土) 11時開演
座席:B席 2階12列26番
原作:池田理代子「ベルサイユのばら」
脚本・演出:植田紳爾
演出:鈴木圭


<CAST>

オスカル / 龍 真咲
アンドレ / 明日海 りお
ロザリー / 愛希れいか

ベルナール / 美弥 るりか
アラン / 星条 海斗
アルマン / 宇月 颯
フェルゼン / 紫門 ゆりや
ジェローデル / 珠城 りょう

ジャルジェ将軍 / 汝鳥 伶
ブイエ将軍 / 越乃 リュウ
ジャルジェ夫人 / 花瀬 みずか
マロン・グラッセ / 憧花 ゆりの


<感想>

思い起こせば1989年、私がまだうら若きぴかぴかの中学1年だった頃。
宝塚では第2次ベルばらブームが巻き起こっていました。
小学生時代は宝塚という存在すら知らなかったのに、
雪組のベルばら(主演はかりんちょさん@杜けあきさん)を観て感動し、
それからどーーーーーーーっぷり宝塚に浸かってしまったのでした。

かりんちょさんの宝塚卒業と共にファンを卒業した私(&姉)は、
2001年のベルばら上演時代に観劇することはなかったため、
実に24年ぶりに宝塚のベルばらを観に行くことになったのであります。

いうなればベルばらは私(&姉)の宝塚ファン原点の作品。
強い強い思い入れを持って、観劇に臨んだのでした。


宝塚版ベルばらって、"観客はみ~んな原作を知ってる"体で作られてますよね笑。
一応、オスカルとアンドレの出会いから始まるものの、
一瞬で大人になったかと思ったら、既にアンドレの目は黒い騎士にやられた後。
(もちろん、その辺りはセリフでの説明があるんだけどね・・・w)
ロザリーもとっくにベルナールのお嫁さんになってるし。
全く初心者さんに優しくない作り。
もうベルばら=宝塚
基本、ファンしか観に来ません!って思ってるんだろうなぁ。
確かに、簡単にチケット取れないので、相当ファンや関係者じゃないと観に来ないかもだけど。
・・・と辛口なことを言いつつ、私はもちろんベルばら大好き!ですよ。
原作もアニメも宝塚も愛してやみませんラブラブ


作品としては'89雪組版に近いシーンがいくつかあって、懐かしさに熱いものがこみ上げてきました。
ジャルジェ家の屋敷でアンドレが家の中を覚えようと階段をおりてくるシーンなんて
もうそのままかりんちょアンドレとかぶってかぶってしょうがなかったわ。
でも、'89雪組版の方がオスカルとアンドレの胸キュンシーンが多かった気がする。膝枕シーンとか。
あと、♪押し寄せる急流はだれも止められはしない それが運命だ♪って歌。
大好きだったので聴けて感動でした!
ただ、'89雪では幕前でオルレアン公爵とプロバンス伯爵が歌っていたけど、
今回はブイエ将軍&貴族たちとオスカル&アンドレになっておりました。
あの渋さはなくなって、だいぶ豪華なシーンに←しかもそこで一幕が終わりとなw

そして噂の最後の飛んじゃう馬車。
思っていたよりすごい!!!
2階席で観ていたので、すっごく近くにオスカルさまとアンドレさまが来てくれて
とっても幸せな気持ちになれました。
出て来た時、少しプッてなっちゃったこと、謝ります、ごめんなさい
そして・・・ありがとう、飛ぶ馬車よ!


今回も役替り公演ですが、私が観た日は通常でオスカルがまさおくん@龍真咲さん
やっぱりまさおくんは美人さんですよね~。
とても中性的な容姿なので、男装の麗人的な役がとてもお似合いキラキラ
家族やアンドレに甘える時はとっても繊細な女性という感じで、
そりゃアンドレも守りたくなっちゃうよね!というオスカルさまでした。
なんか少しカナメさん@涼風真世さんのオスカルと被るところがありました。

アンドレ役はみりおくん@明日海りおさん
みりおくんもとても美人さんなので、アランに散々色男扱いされても違和感なし。
歌もうまいので安心して観ていられます。
ただ・・・如何せん、身長が。オスカルさまよりアンドレさまが低いなんてー!
宝塚大劇場ではらんとむくん@蘭寿とむさんとえりたん@壮一帆さんが
客演で数日間アンドレを演じられたけれど、
2人の包容力には敵わなかった気がします←観てないけどw
(いやでも、包容力でかりんちょさんに敵うアンドレいないけどね!←贔屓目多)
もちろん、みりドレにはみりドレのよさがあるけど、
みりおくんはアンドレよりオスカルの方が似合う気がする。
まさドレ&みりカルも観たかったなぁ・・・誰かチケットくれないかなぁ・・・。

ロザリーのちゃぴちゃん@愛希れいかさん
ベルばらのオスカル&アンドレ編だと、トップ娘役さんはいつも浮かばれない・・・
どうしてもロザリーになっちゃう(ディアンヌってこともあったなw)。
でもまぁ、ちゃぴちゃんはアントワネットという感じではないので、
ロザリーの方が似合っているんだけどね。
ちゃぴちゃんの歌の成長っぷりに、ちょっと感動しました。
彼女は本当にいつも一所懸命さが感じられるので、可愛くて仕方ない。
これからもまさおくんについていって、頑張ってもらいたいです。

ロザリーの旦那さん、ベルナール役はみやるりちゃん@美弥るりかさん
奥さんより身長がちっちゃいという・・・苦笑。
ちゃぴちゃんが大きいからねぇ。ちょっと可哀想。
みやるりちゃんも可愛くて一所懸命で大好きなんだけど、
次回作からかちゃくん@凪七瑠海さんが組替えしてくるので、
今後の立ち位置がどうなるのか心配。。。
今回では単独3番手扱いではあったんだけど・・・。
みやるりちゃんは娘役さんになるっていう道もあったのになぁと思う。

アラン役はマギーくん@星条海斗さん
ちょっと登場時のカツラがイマイチではあるものの、
荒くれ者のアランがお似合いよー!
非常に大熱演で、もうマギーくんは月組に欠かせない人材になりましたよね。
ぶっちゃけ、3番手はみやるりちゃんでも、アランの方が断然美味しいし目立ってました。

フェルゼン役のしもんくん@紫門ゆりやさん
私、しもんくんの優しい顔立ちが大好きなんですよね~。貴族顔。
この優しさに男らしさが加わったら、もっとよくなると思うの。
フェルゼンにしては、ちょっと優男すぎたかなと。

ジェローデル役はたまきちくん@珠城りょうさん
たまきちくんの抜擢ぶり、ホントにすごいですよね。
でも・・・もう少し化粧の研究とダイエットを。
せっかく身長も高くて宝塚顔なのだから、勿体ないです!
まぁ、まだ若いのでこれから痩せていきお化粧もうまくなっていくのでしょう。
それにして階段おり、マギーくんと一緒なんて本当にびっくりでした。
まだ研5なのにねぇ。。。

最後、ブイエ将軍の組長@越乃リュウさん
・・・渋いっす。ひげ似合うっす。カッコいいっす。
プロローグでマギーくんと一緒(他にも男役数人)に出てきたとき、
もう私のオペラグラスは組長とマギーくんに釘付けでした。
あー、濃いぃ!素敵!!


あと2回くらいは観に行きたかったけど、チケットが取れず・・・
あぁ、もっと強力なツテがあったらなぁと思う今日この頃。

雪組のフェルゼン編は、大好きなえりたんの大劇場お披露目公演でもあるし
オスカル&アンドレ編よりも内容も好きなので、2回は行きたいなぁ。
チケット、なんとしてもゲットしてやるー。がんばるぞーー。


さて、次の宝塚観劇は今週の土曜日。
まっつさん@未涼亜希さん主演の「ブラックジャック 許されざる者への挽歌」です。
楽しみだわ☆