会場:東京宝塚劇場
日時:2012年12月1日(土) 15時半開演
座席:S席 1階 8列 16番
原作:村上もとか / 集英社
脚本・演出:齋藤吉正
<CAST>
南方 仁 / 音月 桂
橘 咲 / 舞羽美海
坂本 龍馬 / 早霧 せいな
勝 麟太郎 / 北翔 海莉
橘 恭太郎 / 未涼 亜希
緒方 洪庵 / 飛鳥 裕
新門 辰五郎 / 夏美よう
橘 栄 / 梨花 ますみ
夕霧 / 花帆 杏奈
佐分利 祐輔 / 沙央 くらま
千吉 / 夢乃 聖夏
ジャン・ルロン / 鳳翔 大
お駒 / 大湖 せしる
野風 / 愛<加 あゆ
茜 / 透水さらさ
山田 純庵 / 彩凪 翔
<感想>
原作の漫画は未見ですが、ドラマが大好きだった仁。
会社の子と帰宅時に「おさらばえ~」(by.野風)というのが流行ったなぁ・・・。
それを宝塚でやる!しかもケイちゃんのサヨナラ公演!!
というわけで、いつもより奮発してS席での観劇<。
JCBチケットの貸切公演で、前から8列目とそれなりな良席。
だいぶ下手寄りだったけど>、オペラグラスなしでよく見えました♪
考えたら私、いつも下手寄り・・・
大好きな仁が大好きな宝塚で上演されたらどうなるのか、
楽しみ半分不安半分で観てきましたが・・・面白かったです。
ただ、もうめっちゃ詰め詰め。
あの壮大なストーリーを2時間ちょっとにおさめるわけなので、
そりゃめまぐるしくなるよね・・・。
前半なんてもうあれよあれよと進んでいき、しかもやけに早口な説明。
休憩時間にトイレの列に並んでいたら、ご年配の方が
「早口すぎて、ついていけなかったわー」てなことを仰ってました。確かに。
私はドラマを見ていたので理解できたけど、
漫画もドラマも知らない方はどうだったんだろう???
さて、ここからはネタばれ気にせず書きますね。
↓↓↓ ネタばれあり ↓↓↓
仁先生はだいぶ若返って美しくなっていたし
そもそも結命なんてドラマには出てこないし
(ドラマにおいて仁先生の彼女は未来ちゃんで、咲似ではなく野風似。
漫画では現代での彼女はほとんど出てこないとか)
違うところはいっぱいあったんですけどね。
全体的には面白かったです。
ただ・・・
頭の中の胎児腫瘍は一体何だったのか分からないままだし
(あれ、原作もドラマも知らなかったら、全然意味分からないと思う・・)
なんか仁先生と咲さんが婚約的なことまでしちゃってるし
(ドラマはお互い好きあっていながら、咲がプロポーズ断ってましたよね?)
この時代で生きて行くと決意しながら、結構あっさり現代に戻っちゃってるし、
何よりラスト、現代に戻った時に結命が仁⇒咲への婚約指輪を持ってるんだけど
え?結命は誰の子??仁と咲って、そんなことしちゃってたの!?
というさまざまな疑問が解決されぬまま、幕。。。
若干の消化不良は否めず。
いや、よかったんですよ。全体的には。
でも、ドラマでの咲の手紙がものすごくよかったので、ちょっと残念・・・
さて、出演者の感想を。
仁先生のケイちゃん@音月桂さん。
相変わらず、歌安定。見た目美しい。
現代で結命の命を助けられなかったのに幕末でみんなに「神の手を持つ」と言われたり、
自分が幕末で人を助けることによって運命を変えているのかもしれないと苦悩している仁先生。
温かくて優しくて、とてもケイちゃんに合っていました。
ホント、これで退団だなんてつくづく勿体ない。
ドラマでの綾瀬はるかちゃんがハマり役立った橘咲はミミちゃん@舞羽美海さん。
いやー、可愛いっ!着物でもとっても可愛いっ!!
そりゃ仁先生もあの笑顔に癒されちゃうよね~。
ドラマ版の咲さんは芯はしっかりしているけれど武士の娘らしく控えめ。
でも宝塚版の咲さんは元気で明るくて前へ前へな感じでした。
そういう意味だと、ドラマ版咲さんはプロポーズを断り、
宝塚版咲さんはプロポーズを受けちゃうっていうのはちょっと分かる笑。
もう少し、仁先生と咲さんが惹かれあっていく感じが描かれていたらなぁ。
・・・あんな短時間じゃ無理かw
相変わらずソロ歌はアレですが、ケイちゃんとのデュエットはとても合ってる。
ケイちゃん&ミミちゃんは、本当にお似合いだなって思います。
坂本龍馬役はちぎちゃん@早霧せいなさん。
仁を雪組でやると知った時、私の中で龍馬はまっつさんでした。
ちぎちゃんはどちらかというと恭太郎かなと・・・。
でも蓋を開けてみたら、ちぎちゃんの龍馬、とてもよかった!
すごく考えて龍馬を演じているのが分かったし、
弱点だった歌も上手いとはいえないまでもだいぶ上達していて、
今まで見たちぎちゃんの中で一番よかった。
勝麟太郎(海舟)役は専科よりみっちゃん@北翔海莉さん。
さすがの歌ウマ、しっかりした演技。安心して見ていられます。
専科に異動になった時「なんで??」と思ったけれど、
専科に行ってからの活躍がめざましいし、
いろんな組で美味しい役をできるので、かえってよかったのかもですね!
真面目一本、咲の兄・橘恭太郎はまっつさん@未涼亜希さん。
あまり歌うシーンがなくて、ちょっと残念・・・。
でも真面目で家族思いな恭太郎を素敵に演じていました。
にしても・・・恭太郎と茜ちゃんってドラマでくっついてたっけ???←記憶なし。
火消のを組の千吉役はともみん@夢乃聖夏。
せっかく星組から異動してきたのに・・・全然目立たない。
とってもうまいのに、とっても勿体ない。
物語にほぼ必要ない役だもんなぁ。。
漫画には出てきたみたいですが、ドラマにはいなかった・・・よね???
物語の重要人物、花魁の野風はあゆちゃん@愛加あゆさん。
次期トップが決まっているので、美味しい役がきましたね~。
あゆちゃん、芝居もうまいしいいんだけど、なんだろう・・・顔が丸い(←ヒドイ)。
花魁っぽくないっていうか(汗)。
あゆちゃんの低めの声が割と好みで、野風にも合っていました☆
千吉の幼馴染でスリであり、後に千吉と結婚するお駒はせしるくん@大湖せしるさん。
いやー、色っぽい!めっちゃ綺麗!!
私的にはせしるくんの方が野風さんっぽいと。。。
ま、この役もストーリー的には必要ないんだけど、スパイスになってました。
艶っぽ過ぎて、出てくるたびにオペラグラスで見ちゃったw
そうそう。
私が大好きなセリフ、「おさらばえ~」。
ちゃんと言ってくれるかドキドキしながら見ていたら、
野風さんじゃなくって夕霧太夫が亡くなる時に「おさらばえ~」と・・・
・・・えっ!?!(´Д`;)
と思ったのだけど、無事シャロンさんとの結婚式シーンで
海外(ドイツだったっけ?)に経つということで
野風さんの「おさらばえ~」が聞けました。
ホッ・・・(*´Д`)=з
でも野風さんより、夕霧さんの「おさらばえ~」の方が
大見栄切ってる感じだったし花魁姿で凛として美しかったなぁ。
野風さんの時は私の席からだと後姿だったし(^-^;
それから、ドラマで使用されていた音楽「JIN MAIN TITLE」。
これを聴くだけで思い出して泣けてしまうというくらい好きで、
公演で使ってくれないかな~と期待してたんだけど
(ほら、相棒でもテーマ曲つかってたし!)
流れてくれなかったなぁ・・・これ聴くだけでも泣けるのに。
ちなみに、この曲ね。
エレクトーンでの演奏がとてもステキなので、聴いてみてください☆
泣けてくるわ・・・
さて、次の感想はショー【GOLD SPARK!】。
忘れないうちに書き終えるように頑張ります。。。