【エリザベート スペシャル ガラ・コンサート】 | お気楽たまこの観劇日記

お気楽たまこの観劇日記

たまこの趣味である観劇感想ブログです。
お芝居以外にも、ライブや映画なんかの感想も書いてます☆


お気楽たまこの観劇日記

会場:東急シアターオーブ
日時:2012年11月8日(木) 13時半開演
座席:B席 3階4列12番
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
構成・演出・訳詞:小池修一郎


<CAST>
※( )は別日キャスト

トート / 一路真輝 (姿月あさと、彩輝なお、春野寿美礼、紫苑ゆう)
エリザベート / 花總まり (大鳥れい、白羽ゆり)
フランツ・ヨーゼフ / 高嶺ふぶき (初風緑、涼紫央)
ルイジ・ルキーニ / 轟悠 (湖月わたる)
ルドルフ / 香寿たつき (朝海ひかる、涼紫央)
ゾフィー / 朱未知留 (出雲綾、初風諄)
マックス / 大峯麻友 (立ともみ)

少年ルドルフ / 望月理世 (初嶺麿代)
マダム・ヴォルフ / 嘉月絵理(彩星りおん)
リヒテンシュタイン / 秋園美緒 (絵莉千晶)
ルドヴィカ / 絵莉千晶 (美鳳あや)
ヴィンディッシュ / 南海まり (秋園美緒)
スターレイ/ 美鳳あや (南海まり)
ヘレネ / 大月さゆ
シュヴァルツェンベルク / 葛城七穂
ラウシャー / 風莉じん
ヒューブナー / 夏空李光
グリュンネ / 扇けい
ケンペン / 祐澄しゅん
エルマー / 夢輝のあ
シュテファン / 彩海早矢
ジュラ / 大凪真生
ツェップス / 美郷真也
死刑囚の母 / 彩星りおん (嘉月絵理)
女官ほか / 彩橋みゆ 羽咲まな


<感想>

エリザベートのガラ・コンサートをやると発表になってから、
どうしても雪組初演メンバーの時のを観たくて、
平日の昼間のチケットを取り有休使って、姉と観に行ってきました。

私の宝塚ファンの歴史は20年以上前に遡ります。
中学生の頃、かりんちょさん@杜けあきさんのファンになって
中学3年間は宝塚と共に過ごしました。
まだ子供だったのでお金もそんなにないし
もちろんムラまでの遠征なんてできなかったので、
お小遣いを使って東京宝塚劇場に通う日々。
まさに私の青春時代でした・・・(しみじみ)

そこまでドップリだった私(と姉)ですが、
かりんちょさんが宝塚を卒業されるとともに、宝塚ファンを卒業。。
それから2008年に宝塚ファン復帰するまで、
宝塚とは離れた生活を送っていたのです。

なので、いっちゃん@一路真輝さんのサヨナラ公演であった
初演のエリザベート、観てないんです。
もう二度と観られることはないと思っていたのに、
ここにきてガラコンに初演メンバーが出演と!!
もう、本当に本当に嬉しかったなぁ。

この日のキャスト↓
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お気楽たまこの観劇日記


2週間ほど前に同じシアターオーブでウィーン版エリザコン を見ていた私。
それが素晴らしかったので、この宝塚OG版エリザガラと比較してしまって
がっかりしちゃったらどうしようかな~などとちょっとした不安もあったのですが
そんな不安、どこへやら。
感動の嵐で、それはそれはステキな時間を過ごさせていただきました!!!


幕が開いてすぐは、なんかちょっと「あれ?」って感じだったんですよね。
まだみんな乗りきれてないというか。
ゆきちゃん@高嶺ふぶきさんとか、声が全然聴こえなかったり。
でも、どんどん盛り上がっていって、
いっちゃんがソロでセンターで「最後のダンス」を歌った時には鳥肌が立ちました。
すごいよ、いっちゃん!宝塚現役の頃よりいいかも!!
2幕はずーっと興奮しっぱなしでしたよ、わたしゃ。


いっちゃんのトート。
本当に本当に素晴らしかったです。
だいぶ痩せて頬がこけてたけど、それもまたトートらしかったりw
とにかく本当に歌が素晴らしくって・・・さすがいっちゃん!と思いました。
もともと癖のある歌い方をするけれど全然気にならなくて。
もうホントに、どうしてかりさんとともにファン卒業したんだろ。。。
そのままいっちゃんを応援していればよかったよ!←と、姉と散々翌日メールw
色っぽいいっちゃんトート、妖しくて美しくて素敵でした。
ラスト、シシィがトートに抱きついたときのいっちゃんの表情がステキで。。。
やっと受け入れてもらえたという喜びがすごく感じられて、私まで涙が。
今まで見てきたトートの中で、一番感情移入しました。
公演じゃなくてコンサートなのに笑。

お花ちゃん@花總まりさんのエリザベート(シシィ)。
いやーーーーー、美しかった!素晴らしかった!!
現役時代のお花ちゃんの記憶、ミーミル(by.白夜伝説)で止まってる私。
その後、女帝と呼ばれるまでになったわけですが、
ちょうどその頃ガッツリ宝塚から離れていたのでねぇ・・・。
あのミーミルがこんな素敵なシシィを演じているなんて。
今まで観た日本人シシィの中で、一番よかった。
やっぱりシシィは娘役さんが演じるべきだと思うの。高音部難しいもの。
少女時代も可憐で可愛くてちゃんと少女だったし、
成長してから美しいし、あの華奢な身体がシシィらしくて。
本当に、お花ちゃんのシシィが生で観られる日が来るなんて思ってなかった。
願わくば東宝版エリザにシシィとして出て欲しい。
役替わりで数日でもいいから!(←多分、この日はバカ売れすると思う)

フランツ・ヨーゼフはゆきちゃん
あまり調子がよくなかったようで、最初は低音が聴こえなくて。
観ていてハラハラしてしまったけど、だんだん盛り返してきました。
ゆきちゃんフランツは、本当に温かみがあって優しくてステキ。
♪扉をあけてくれ~♪のところなんて、涙をそそります・・・。
そしてちゃんと年を取っていく感じもうまくて。
エリザ観るたびに思うんだけど、フランツっていい人だよね。
多少マザコンで、でもそれって皇帝っていう立場もあるだろうし、
シシィのことを心から愛してるんだなって分かるから可哀想で。
1回の浮気(しかも嵌められた!)ごときで捨てるには惜しい相手だよ~>シシィ。
そうそう、なんかゆきちゃんがすごく痩せちゃったからなのか、
衣装がダボダボなのがとても気になった。衣装さん、直してあげてー!

ルキーニはイシちゃん@轟悠さん
さすが現役。どっからどうみても男。男にしか見えない。
カテコでみんなが素にもどる中、イシちゃんだけはずっと男。
すごい。さすが。歌も芝居もうまかったです。
今や宝塚ではイシちゃんは特別な存在になったけれど、
今回のメンバーの中ではすっかり下級生に戻っていて、
きっとそれが本人的には嬉しかったんじゃないかな~。
ノビノビ楽しそうにしていて、すごくよかった。

ルドルフはタータン@香寿たつきさん
タータンルドルフ、素敵過ぎる!!
見た目も歌声も現役当時と何も変わってない。
いや、むしろ若返っているのでは・・・?
歌がとにかく素晴らしいし、表現力は相変わらずだし。
ダンスシーンがなかったことがものすごく悔やまれます。
いっちゃんトート×タータンルドの「闇が広がる」、素敵過ぎて。。。
涙で曇りそうになるのを必死にこらえてました。見逃したら勿体なさ過ぎるもの!

あっこちゃん@朱未知留さんのゾフィ。
あっこちゃんはもう舞台から離れた生活を送っているので
歌声にはやはりブランクを感じたけれど、やはりうまい。
最後、おばあさんになって出てくるところが、本当におばあさんに見えてビックリ。

シシィパパのマックスはまゆさん@大峯麻友さん
ヤバい!超ダンディパパ!!
イシちゃんもどっからどう見ても男だったけど、まゆさんもどっからどうみてもダンディだ。


初演エリザは生で観なかったけれど
かりさんトップ時は雪組が大好きだった私としては、
いっちゃん・ゆきちゃん・いしちゃん・タータンが並んでいる姿を見るだけで
懐かしくて嬉しくて、自然と涙が。。。

カーテンコールでは元雪組生が一歩前に出て挨拶。
いっちゃんが「私、さっき真ん中から出てきましたけど・・・この子たちみんなトップなんですよ」と言ったら、いしちゃんが「(一路さんは)私たちのトップですから」って答えてて、もう涙涙。
お花ちゃんも泣きながら「雪組にいたから、歌も芝居も好きになれた」みたいなこと話していて、もうとにかくカテコは泣きっぱなしでした←私が。
ご本人たちも泣いていたけど、客席も涙涙のカテコ。
見に来ることができて本当によかったと心から思いました。

あー、本当に素敵だったな。
初演のDVD、絶対に買おう!うん、買うぞ!!


さて、次回の観劇は12/1。宝塚雪組「JIN / GOLD SPARK!」を見てきます。
音月桂ちゃん&舞羽美海ちゃんのサヨナラ公演。
割と前の方の席を取ることができたので、ケイちゃん&ミミちゃんの雄姿をこの目に焼き付けてきますっ☆