宝塚宙組 【銀河英雄伝説@TAKARAZUKA】 | お気楽たまこの観劇日記

お気楽たまこの観劇日記

たまこの趣味である観劇感想ブログです。
お芝居以外にも、ライブや映画なんかの感想も書いてます☆

お気楽たまこの観劇日記

会場:東京宝塚劇場
日時:2012年11月4日(日) 11時開演
座席:B席 2階 12列 1番
原作:田中芳樹
脚本・演出:小池修一郎


<CAST>

ラインハルト・フォン・ローエングラム / 凰稀かなめ
ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ(ヒルダ) / 実咲凛音

パウル・フォン・オーベルシュタイン / 悠未ひろ
ヤン・ウェンリー / 緒月遠麻
ジークフリード・キルヒアイス / 朝夏まなと
オスカー・フォン・ロイエンタール / 蓮水ゆうや
アンスバッハ / 凪七瑠海
ウォルフガング・ミッターマイヤー / 七海ひろき

ブラウンシュヴァイク公爵 / 一樹千尋
リヒテンラーデ / 磯野千尋
皇帝フリードリヒⅣ世 / 寿つかさ
ジェシカ / 純矢ちとせ
アンネローゼ / 愛花ちさき
ビッテンフェルト / 澄輝 さやと
フレデリカ / すみれ乃麗
トリュー二ヒト / 星吹 彩翔
ユリアン / 伶美うらら


<感想>

いやーーーーーーー美しかった!!!

もう、この一言に尽きます。
右を見ても軍服!左を見ても軍服!
美しく長身の軍服美男子がいっぱーーーい。
これを見るだけでも、価値あります。

そして、銀河英雄伝説を全く知らない私でも
十分に楽しめるミュージカルに仕上がっておりました。
さすがイケコ先生。あっぱれ。

客席にはいつもに増して男性客が多かったし、
キャトルではスチールを買うお客様がいっぱい。
そんな方々の会話を聞いていると、どうやら宝塚ファンではなく原作ファン。
こうやって宝塚を全く知らなかった方々が
これをきっかけに知ってもらえるのってヅカファンとしては嬉しい限り。
気になって原作ファンの方のブログとか読んでみると、
概ね好意的に受け入れられているようだし。
やっぱり、あれね。ビジュアルって大事(笑)。

それと、宝塚という特殊な世界っていうのもよかったのかも。
多少設定を変えても「宝塚だもんね」的に受け入れられてるもようw

何にせよ、原作ファンの方がネットで熱く語っておられて、
さらに今後の宝塚の舞台(特に多く反応されていたのが
ともちん主演の「逆転裁判3」でした)についても興味を持ってくださって、
本当にありがたいですわー。
100周年に向けて、新規ファン開拓にも余念がないですな>劇団さん!


と、前置きが長くなってしまいました。。。
舞台の感想と行きましょう。


舞台装置は非常に映像を多用してうまく再現していました。
あ、漫画もアニメも知らないので、再現っていうのはおかしいか。。
でも、きちんと宇宙になっていましたよ。

実は全く知らないといいつつ、漫画を少しだけ見たことがあるのですが
難しそうで挫折したんですよねー・・・
なので果たして理解できるのか不安だったのですが、そこは観客に親切な宝塚。
映像で人物関係をあらわしたり、ストーリーテラー的存在を置いてみたりして、
とても分かりやすかったです。

キルヒアイスが亡くなってしまうシーンでは涙が・・・
客席でも泣いている人が多数。
宝塚の死ぬシーンって、死ぬ間際に歌いだしたり臭いこと言いだしたりして
ちょっと泣こうにも泣けなかったりするんだけど、
今回はそんなこともなく、少しだけ言葉を交わして亡くなっていったのが私的によかった。

まーでもやっぱり、美しい!そこです!!(キッパリ)


ラインハルトのテルさん@凰稀かなめさん
ラインハルトは「豪奢な金髪とアイスブルーの瞳を持つ白皙の美青年」ということで、
もう美しいテルさんのためにあるような役。
金髪のオスカルヘアも豪華な軍服も本当にお似合い。
トップお披露目公演にふさわしい役柄だったなと。さすがイケコ先生。
歌も踊りも決してうまくないんだけど、それを補って余りあるビジュアル。
テルさんって、なんか歌い方がちょっと女性っぽいんですよね。。
今回のラインハルトは子供っぽいところがある感じなので変ではないけど、
今後男くさい役をやっていくには改善の余地ありかなと思った次第。
お芝居はよかったです(^-^)

ヒルダのみりおんちゃん@実咲凛音さん
いくら男役メインの宝塚でも、お披露目がこれってのはちょい切ない。。
それでも娘役がほとんど目立たない作品の中で、
イケコ先生がなんとかみりおんちゃんのために頑張ってくれたんだろうと。
私は原作を知らないけれど、原作ファンの方々のブログを読む限り、
ヒルダが一番原作と違うらしいですねー。
あんなドレスを着て出てくるなんて!・・・とみなさん書かれていました。
まー、それが宝塚ですからね。。。←と、たいていの方は納得されていましたがw
「カナリア」でみりおんちゃんを初めて意識したのだけど、
その時から歌の上手い子だなって思っていました。今回も実力発揮!
ビジュアルは他組トップ娘役よりも現代っ子な感じですが、テルさんと合ってますよね。
歌はもちろん芝居も踊りもうまい娘役さんだと思うので、頑張ってもらいたいなー。
個人的には、えりたんとコンビでトップになってもらいたかったのだけどね(泣)。

オーベルシュタインのともちんさん@悠未ひろさん
いやーーーーん、ステキ!!!!!(///∇//)
すっかりともちんに魅せられました。
なんて妖艶なのー。なんてかっこいいのー。
ラインハルトに絡むシーンなんて、もうオペラグラスでガン見。
歌もうまいし芝居もうまいし、最高だよともちん。
カフェブレイクでの素顔のともちんが可愛かっただけに、このギャップ。ぎゃふん。
既にチケットを押さえた、ともちん主演の「逆転裁判3」。
今からチョーーーーーー楽しみです。ワクワクッ

ヤン・ウェンリーはきたろうくん@緒月遠麻さん
今回、ともちんときたろうくんが個人的にすっごくよかった!
ヤンの温かくていい人な雰囲気がきたろうくんにとても似合っていました。

赤毛ののっぽさん、キルヒアイスはまぁくん@朝夏まなとさん
なんかだいぶ上から目線で申し訳ないけど・・・成長したなぁ、まぁくん。
今まで見たまぁくんの中で一番よかったかも。
キルヒアイスという役柄もまた、まぁくんの雰囲気にマッチしてたんでしょうね。
歌も苦手な割にだいぶ上達していたなと(←これまた上からw)。
亡くなるシーンも、派手すぎず地味すぎずでとてもよかったです。

帝国の双璧、ロイエンタールとミッターマイヤーは
ちーちゃん@蓮水ゆうやさんかいちゃん@七海ひろきさん
この2人の再現率がすごかったらしいですね~。
特にちーちゃんのロイエンタールはそっくりだったようで、
スチール写真が今までになく売れているらしい。よかったね♪
そしてかいちゃんはもともとかなりな原作ファンらしく、
そういうところが原作ファンの観客に非常に好意的に受け入れられているよう。
あまり目立つシーンはなかったけど、確かに2人ともイケメンで素敵でした。

アンスバッハのかちゃくん@凪七瑠海さん
かちゃくんのビジュアルが美しくて、どうしてもラインハルトの部下の一人に思えてしまい、
ブラウンシュヴァイクの復讐をするのが不思議な感じしちゃったよ。
なんかアンスバッハじゃなくて、もっと似合う役が他にあった気がするんだけどな。
亡くなる時もあっさりで、ちょっと可哀想だったもの。

とにかく全体的に美しすぎたので、宙組は歌が不得手な人が多いのも気にならなかったのだけど、
王侯貴族たち(ヒロさん@一樹千尋さんとか)が栄光を取り戻すのだ♪と歌うところが上手すぎて逆に笑えたw


あーもう、本当に美しかったなぁ・・・未だ余韻に浸っております。
今まで宙組ってあまり観てこなかったのだけど、
ともちんときたろうくんがたまこ的にズキュンときちゃったことだし、
これからは宙組もコンスタントに観に行ってしまいそう。
ますます金欠が続きますわ・・・トホホ。


さて、次の宝塚観劇は、宝塚・・・というか宝塚OGたちですが、
「エリザベート スペシャルガラ・コンサート」に行ってきます。
すっごく楽しみー!!!