両極端に分かれないとダメ、AかBかに決めないとダメ、と思い込みすぎたら、逆にダメやと思います。
例えば、新人アルバイトさんへの教育。
(A)はじめから、厳しく教える。
(B)はじめは、やさしく教える。
さあ、どっちですか?
アナタは(A)!?それとも(B)!?・・・どっちですか!?
・・・みたいな話。単なる「手段」を一生懸命になって争う。どっちが正しいか、どっちが間違いかを、なぜかすごく決めたがる。正解は何か?って考えたらわかるけど、「目的」は新人アルバイトさんの教育です。ビジネス的には、「短期間でしっかりと業務を習得して欲しい」ってのが第一ステップの目標でしょう。そのための手段なんか、その時その場その人その環境や状況によって様々です。
(C)状況に応じて、時には厳しく、時にはやさしく教える。
「どっちやねん!」って、そんなもんは、「どっちもやねん!!!」って話です。
たまに、
「もう、どっちかに決めてくれないと、動けません。」と言うスタッフがいますが、(「私はアホです。何も考えていません。」)と言ってるのと同じこと。また、そのことについて、「うちの上司は何の指示も無いし、決断できないんだよね~」と居酒屋さんで愚痴ったりするケースを見たり聞いたりします。(経験談)
その場その場の状況に応じた「最適な判断」は自分自身で考え、判断・行動し、身に付けていくのがいいです。
プロ野球選手で、監督から
(A)カーブを狙って打て
(B)カーブ以外は打つな
のような指示が出て、実際2ストライクまでカーブが無く、その後もカーブを投げてこなくて、見逃し三振をしますか?またその場の状況から自分がベストだと思う考えと違ったらどうするか?(もちろん作戦をすべて無視しろ、ってことではないです)
自分で考えることを止めてはダメ。思考停止が一番アウト。
また、上司に原因がある場合もあります。←ダメ上司
「オレの言ったことだけ、やりなさい」
「お前は何も考えなくていい」
「黙れ、お前の考えなど聞いてない」
「オレに口答えするのは10年早い」
「いま説明してもお前は理解できないから、ただ黙って、言ったとおりのことだけしなさい」
こんな態度じゃ、部下が「思考停止」します。
もっとコーチングなアプローチがいいです。←理想の上司像
「オレはこう思うけど、お前はどう思う?」
「この場合、どうしたら解決できるかな?」
「反対意見があるのが正常なんだよ、皆で意見は出し合おう」
「オレも間違いはたくさんあるから、気にせず何でも言ってくれ」
部下に「考えさせる」アプローチです。
うーーーん。
A地点からB地点まで、歩いて行くのか、走って行くのか、スキップして行くのか、一輪車で行くのか、自転車で行くのか、車で行くのか、船で行くのか、飛行機で行くのか、どこでもドアで行くのかは、、、、、
自由だあ!(笑)
ガンバろうっと。