よくあるパターンですが、「あるデータ」を分析して、ズラッと数字を並べるとします。
(1)上位のもの
(2)中位のもの =普通、標準、一般的、平均的
(3)下位のもの
こんな感じで見たときに、常に(1)と(3)に対して何かしらのアクションをします。
例えばこれが商品の売上数だったとしたら、
(1)良く売れている
(2)普通に売れている
(3)売れ行きが悪い
簡単に言うと、(1)をもっと売れるように工夫して、(3)が何とか売れるように工夫をする。
極論で言うと、(2)は何もしない。
また、人事なんかで例えると、
(1)実績がよく、仕事が出来るスタッフ
(2)普通に仕事が出来るスタッフ
(3)上手く仕事が出来ないスタッフ
となり、(1)を昇給、昇格させ、(3)に指導・教育を行なう。
これもまた極論ではあるけど、(2)は特に何もしない。
とまあ、こんな具合に、
(1)良い子
(2)普通の子
(3)悪い子
と3つのゾーンに分けると、上から下から攻めていく(アクションをする)ことになります。
だけど、落とし穴が1つ。単なる量的なボリュームゾーンはいつも(2)だったりします。
その為、知らないうちに気がつけば(2)にすごい時間を奪われていたり、(2)に対して
すごく真剣に、更に時間をとって深く深く分析を進めたりしちゃいます。でも(2)に一生懸命、
時間をいくらかけても全体に与える改善成果は意外と低い。(←経験談)
(2)は放置。放っておく、が得策です。(←経験談)
例えば、
(1)良い子 ←さらにレベルを1つ上げる
(2)普通の子
(3)悪い子 ←さらにレベルを1つ上げる
(1)と(3)に対し、しっかりとアクションすれば、
(1)良い子
(2)
(3)普通の子、悪い子
普通の子が悪い子グループに入ってしまいそうになる。あるいは入る。
平均を求める動きは自然なので、放っておいても、良い子に近づく子が現れる。
同じように、悪い子になりたくない元々普通の子が、普通にレベルを上げる。
しばらくすると、
(1)良い子
(2)普通の子
(3)悪い子
となる。絶対値じゃなくて、相対的に見るので、まあ常にこうなるっちゃ、なる。
うーーーん。
限られた時間を有効に使おうとしたら、最大効果が得られるポイントに絞り込むこと。
これ大事ですよね。意外と割り切って意識をしないと出来ないことなんですが。
(割り切りすぎると嫌われるので、人間関係バランスはうまく保ちながら・・・。)
ガンバろうっと。