落としどころ | ムズカシイことぬき!

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 ジャイアント・キリングを起こせ!大阪日本橋と東京秋葉原&渋谷ではたらく社長のブログ。

A案かB案かC案か。じゃあ今回はA案にしよう、と決まった時。

もうA案に決まったから、A案で進めよう。(B案、C案支持者には悪いが)
そこまではいい。A案をやるんだから、とっととA案をやればいい。
でもわりとよくある”あるある話”としては、いざA案をやるぞとなった時が、
一番何かとブレやすい。

というのも、

・A案の実行責任者は誰がいいか?(ここにはB案、C案の企画者や支持者も含む)
・全員でどのような役割分担にするのが、ベスト(最大効果)なのか?

単純に考えると、「言い出しっぺが必ず最後まで責任を持つ」「有限実行」が望ましいのは
そうなんだけど、会社規模で失敗・リスクなど様々な要素を考えると、企画者が
=イコール責任者ってわけにはいかないケースもある。

良い企画を立案出来ることと、部下達を従えて戦術として実行し、最大効果を得られる
かは、これはまったく別物と考えてもいいと思う。

1つの戦略・作戦があり、そこにあるリソース(ヒト・モノ・カネ)を最大限に活用し、
最大限のアウトプット(成果)を求めるなら、ここに監督の采配が最も重要なことに気付く。

ひらたく言うと、「人事」であり、「采配」であり、それら要望や感情や人間関係を持った
スタッフ達個人個人に対しての、”落としどころ”になってくる。

落としどころ、って「多数の納得感」なのかも知れない。多くの許せる・許せない感、とも取れる。
ここが上手い人は、リーダーとしてより大きな組織を動かせられるんじゃないのかな。
また、多くの納得感が得られる事が必ずしも正解ではないので、そこを踏まえ、納得させられるか。

A案(戦略・作戦)自体はすごく良かったのに、人事の”落としどころ”が悪くて社内組織内で
ちぐはぐになり、当初思い描いたようには機能せず、自滅パターンってのもあります。
やはり落としどころは大事なんだと思います。ちょうどイイところへの着地点。


うーーーん。


一切の妥協をしない!と全員が個人個人バラバラに思って行動すると、上手くはいかない。
ただ組織(集合体)として妥協をしなければいい。中身の個人的な役割分担は逆に妥協の連続。

第一に組織(全体)、その次に個人。
部分的な最適化より、全体の最適化。


ガンバろうっと。