賛否両論なこと。
そりゃあ、いろいろあります。たくさんあります。意見の食い違いが無いほうが、逆に怖い。
1人1人の考え方や意見は違って当たり前。誰もが賛成したり、誰もが反対したりがあれば、
それは疑ってかかるべき、なくらいです。
(↑実は、ココがビジネスチャンスの起点です)
アルバイト同士で意見が割れていたら、そこは社員が仲裁に入って、どちらかに決めない
といけないだろうし、そこで一般社員では手に負えないことや、グレードに応じてその上司
(店長やマネージャー)、その立場でも裁ききれないことは、そのまた上司(課長、部長)、
そして最終的には役員、最後の最後は代表取締役社長のこの僕が決定を下すことになります。
うちは全従業員数が50人います。僕が決めることに賛成の人が25人、反対の人が25人ってことも
たくさんあります。極論を言うと、多数決で決めるわけでは無いので、僕が賛成1人だけ、
残り49名が反対すること、もあるかも知れません。(まあ、実際は無いだろうと思うけど)
昔、2006年~2007年頃、前職のソフマップで執行役員をやらせてもらっている時に、
「実は2007年5月で退職して、独立起業をする。イヤホン・ヘッドホン専門店を創るんだ。」
と当時お世話になった人達や、上司・同僚・部下らに話をすると、
◆(95%の反応)「やめとけ」「絶対失敗するよ」「なんで?(頭がおかしくなったか?)」「反対だ」「無理だよ」
◆( 5%の反応)「へえ、面白そうです!」「また、すごいところに目をつけましたね!」
な感じのリアクションでした。大多数(ほぼ全員)が大反対することで、「イケる!」と核心したのを
今でもよく覚えています。
そんな感じで、従業員の中の半数は「あの社長の考え方(判断)に、私はついていけない(理解できない)」
と思うかも知れないです。もちろん、そう思って欲しくはないので説明をしようと努力はしますが、
その労力や手段に限界もあるし、一番根底には「人間の考え方は完全一致はしない」と思っているので、
ある程度は仕方が無い、とも考えています。
初めて店長とか課長とか管理職(役職)を経験する人が一番最初に当たる壁かも、です。
◆問題は多数決では解決しないってこと。
(学生時代は皆の意見をまとめて、多数決やジャンケンで、たいがいの事が上手くいったのに)
◆自分1人の考えを通せるか、通せないか。
プロスポーツの監督が、選手・スタメン・オーダー・作戦を考えて、随時サインや指示を出す。
それに似た環境。最良の結果を求めて、責任を持って判断を下すこと。
うーーーん。
周りから孤立するのがイヤで、いつも周りと同じ意見にしようと思っている人では、組織の管理や
役職には向いていないってことかな。
かといって、孤立しまくる独創過ぎるリーダーも、下がついて来ないし…。バランスも必要か。
ガンバろうっと。