ポリバレント | ムズカシイことぬき!

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元サッカー日本代表監督(2006年~2007年)のイビチャ・オシム監督がこんな言葉を使い出して、一時流行った。(6年前くらい?)

■ポリバレント

日本語の意味としては、「多価」・「多様性」・「多機能」となる。当時、オシム監督は代表選手の選考基準の1つとして掲げた。

「ポリバレントな選手を呼ぶ(選ぶ)」

ここでの意味は、「複数のポジションを、それぞれ高いレベルでこなせる選手」と言う意味で使われました。

・「センターフォワード」「ウィング」「トップ下」「サイドハーフ」が出来る選手
・「サイドバック」「センターバック」「ボランチ」が出来る選手

のような感じです。確かに、それぞれを高いレベルでこなせる選手がチーム内にたくさんいればいるほど、状況に応じた手が打ちやすくなる。負傷による怪我人、イエロー・レッドカードによる欠場者、相手のレベルや作戦(攻撃的・守備的など)や得点差に応じた臨機応変な対策、などなど。

ちょうど、今のロンドン五輪サッカー日本代表にオーバーエイジで呼ばれた「徳永悠平」選手(FC東京)がそうです。彼は「左右のサイドバック、センターバック、ボランチ」が高いレベルでプレー出来ます。非常に便利屋さん。ポリバレントな選手は監督からはとても重宝されます。

ちょっと古い言葉だと「マルチプレーヤー」「ユーティリティプレイヤー」と言うのが同じような意味だと思います。
 →昔の記事「ユーティリティプレイヤー」(2005年08月29日)

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そして、このことを仕事に当てはめると、社長(監督)の立場では、このようなポリバレントな部下(選手)は本当にたくさん欲しいものです。

・営業が出来る
・仕入が出来る
・その上、セールスプロモーション(販売推進部)が上手い

とか、

・レジ、接客販売が出来る
・納品、品出し業務が出来る
・その上、POPが上手い

とか。

更にプラス○○が出来て、しかも△△も出来る、とか。

ボケっと待ってても勝手にポリバレントには出来上がらないので、1通りの業務を覚えたら、すぐ次の新しい業務にチャレンジさせ、複数ポジションの仕事が出来るように育成したいと思っています。
(理想的な最終形は、全ポジション+経営、かな?)


うーーーん。


すべては理想から始まる。


がんばろうっと。