↓従業員には「必ず読めえええ!」と言ってあります。
(あれ?最近は言ってないか?w 何回も言うから忘れたw)
- ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か/エリヤフ・ゴールドラット
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人間は、1人の時とは違い、複数の人たちの組織の中に入ると、大抵はその組織の中の1つの役割が与えられます。
「組織」には「目的」があります。
「目的」(目標)を達成するために「手段」があります。人がたくさん集まると、その最大効果の目的(成果)を上げようと「手段」をさらに複数の手段に分けたり、役割分担をします。(=分業制)
ここから始まります。
いわゆる、「手段の目的化」です。
本来の目的があって、そのための手段なのに、いつの間にかその手段自体が「果たすべき目的」にすり替わってしまうんです。
わかりやすい例で言うと、販売店が1つあります。最初は1人で仕入れて1人で売ります。目的は売上を上げること。その売上を上げる”手段の1つ”として「仕入業務」を行なう訳です。
そしていつしか、仕入をするだけの担当の人(バイヤー)が出来ます。その人の本来の目的は「売上を上げること」なんですが、いつも目の前の手段(仕入業務)ばかりをやってるから、いつの間にか自分の仕事の目的は「仕入れること」(=目的)と、手段が目的化しちゃうんですね。
これが嘘のように本当に日常茶飯事的に起こります。会社ってヤツは。
そして、まあ個人主義と言うのか、その個人が勝手に作る(少し間違った)目的や目標が結果的に組織にとってはマイナスに働きだすこともあるんです。正確には、多々ある。
これが、全体的な最適化より、個人的な最適化を優先させてしまった時の問題点です。
まあ、簡単に野球で例えると、打撃好調な選手に監督が「バンド」のサインを出してるのに、打者は監督のサインを無視して、ヒッティングに出るようなもんです。組織よりも個人を優先させる判断。
たまに結果的に良い場合もあります。でも監督の指示が正しければ、中長期的に見ても組織を成長させるには、最低限守らないといけないのが、
「個人的な最適化より全体的な最適化」
なんですね。
決して、個人の能力の芽を摘むとか、歯車になれとか、会社の犬になれとか、そういう低レベルな話では無いです。ニヤな感じかも知れませんが、そうではないです。そこは「ザ・ゴール」を読めばよくわかります(笑)
うーーーん。
どぅゆー、あんだすたんでぃっと?
がんばろうっと。