「土曜は雨で売上が悪かった」と報告があり、売上が悪い理由が雨である=仕方がない、と誤解をまねくような発言があったので、あえて厳しくこう言った。
仕事で大事なのは言い訳をしないこと。
「雨」が降ったら、家賃が下がる?時給が下がる?電気代が安くなる?コストは変動せずに売上が落ちたら、利益が残らないのは当たり前。我々は「雨」が降っても売上予算を行かないといけない。「雨」を言い訳にしては絶対にダメ。雨で客足が遠のくと予想できる中で、どうやったら売上を上げることが出来るのかを真剣に考え、実行しないといけない。
と言った。それでこの話は大事だと思って、さっそくその日の日本橋本店の朝礼でもその話をした。
そして日本橋本店の朝礼議事録メールを読んだ秋葉原店スタッフより、下記の返答が来た。
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お疲れ様です。
>仕事で大事なのは言い訳をしないことだよ。
と、ありましたので、個人的な見解などを。
「言い訳」自体は悪いことだとは思いません。
高校生の時の話ですが、遅刻をした生徒に先生が尋ねました。
先生「なぜ、遅刻をしたのかね」
生徒「理由はありません!遅刻をしてすいませんでした!」
先生「うむ、潔くてよい!」
みたいな流れがあったのですが、本当にこれは「良い」ことなのですか?
これで、この生徒は以後遅刻をしなくなるでしょうか?
精神論で遅刻がなくなれば、そんなに簡単なことはありません。
例えば、この生徒の遅刻理由が「目覚まし時計が止まっていたため」であるならば、
「目覚まし時計を止めない」対策がうてます。
電池を長寿命のものに変えるとか、月に一度は電池チェッカで残量チェックをするとか。
電車が遅れたのならば、もう一本早い電車に乗るようにする、とか。
大事なことは、なぜそうなったのかを考え、その対策をうつ、ことで、
後半の「対策をうつ」が抜ければ、それは「ただの言い訳に過ぎない」ものとなります。
ですが、「なぜそうなったのか考え」(←言い訳)が抜ければ、その後の対策さえうてません。
だから、どんどん言い訳をしましょう。
そして、どんどん対策をうてば、どんどん良いお店になるのでは。
一番いけないのは言い訳をして「だから仕方ない」で終わることだと思います。
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大きな間違いではないけど、細かいことを言うと、
>上司「なぜ、遅刻をしたのかね」
>部下「理由はありません!遅刻をしてすいませんでした!」
>上司「うむ、潔くてよい!」
こんな会社は無いし・・・(失笑)
もしもこんな上司がいたらビックリするわ。会いたいよ(笑)
会社ならこうです。
上司「遅刻は減給、降格人事対象だよ」
部下「理由はありません!遅刻をしてすいませんでした!」
上司「一度信頼を無くすと取り返しは大変だよ」
こんな感じでしょうね。自己責任ですし。
>だから、どんどん言い訳をしましょう。
いやいや、無い無い無い。(-"-;A
そもそも、言い訳そのものがビジネスには通用しないんです。
「目覚まし時計が止まっていたために遅刻しました!」
「電車に1本乗り遅れたために遅刻しました!」
では済まないし、それで許されないんです。
うーーーん。
出来ない言い訳を考えたり聞く時間があれば、どうやったら出来るかに時間を使いたい。
それだけだ。
↓めっちゃいい本です。オススメ。冒頭に「言い訳をしない」とありますw
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