さてさて、なるべく多くの人に「起業すること」を勧めていますが、具体的に起業をするには「最良のパートナー」選びがめちゃめちゃ重要です。(あ、1人起業でもOKなんですが、事業規模を早く従業員を雇う規模まで引き上げたいなら、2~3名で開始するのがいいかなーと思います。)
では、どうやって「起業パートナー」を選ぶといいのか?
・・・ってそんなマニュアルとか方程式はどこにも無いでしょうから(笑)、ひとまず僕の実体験から。
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僕の起業パートナーである川口取締役部長は、前職ソフマップ時代の後輩で、僕が20歳、彼が18歳の時からよ~く知ってる間柄です。仕事以外にもいっしょにサッカーやフットサルをしたり、BBQに行ったり、家に泊まったり、性格から得意・不得意なことからだいたい互いに把握しています。(ちなみに嫁さん同士もめっちゃ仲良しです)
僕が28歳くらい、川口が26歳くらいの頃(2000年)に、
「オレ、将来絶対に独立するけど、そん時お前いっしょにやる?」「やりますよー」
「ビジネスになったら何でもやろうと思ってるけど、それでいい?」「何でもいいっすよー」
「お前、なんかやりたいことあんの?」「別にないっすー」
「もし失敗しても、知らんで(笑)そん時は自分のことは自分で何とかしろよ」「いいっすよー」
「オレ無茶苦茶なこと平気で言い出したりするけど、大丈夫かー?」「知ってますよー」
「ほんまに愛情の無い冷酷な判断とか平気でするけど、大丈夫かー?」「十分知ってますよー」
「お金も貯めやな。1千万円いるから、500万は貯めとけよ」「いいっすよー」
・・・このやり取りから約6年後(2006年)くらいに、
「オレ、あと1年を最後に辞めるって社長に伝えた。いよいよ来年起業すっぞ!」「了解っすー」
って感じです。(省略して簡単に書きすぎた訳じゃなく、ホンマに上記のようなやり取りwww)他に仲が良い職場仲間もたくさんいたんですが、どうしてその中から「川口」を選択したのか?
<起業パートナー選びのポイント>
1.オレの意見に、100%従う(100%の信頼)
2.考え方や性格は全然違う(むしろ真逆)
信頼関係はもちろん大前提なんやけど、その上でまず大事なことが「縦の関係」です。つまりどちらが決めるか。最終決定権は誰か?そこで揉めないか?確執が起きないか?もし自分の意見とは違っても、決定権が無い方は、決められたことを全力で出来るか?・・・ココ、結構大事なポイントです。
起業したての頃って、ハッキリ言って「意見を食い違わせて業務をペンディングさせている時間」などまったくありません!これはこうする!あれはあーする!そっちは!とちゃちゃっと決めて、後は2人で全力でやる!・・・の繰り返しです。
そしてもう1つ大事なことは、「真逆の性格」です。1個目の縦の100%の信頼関係とこの2個目の違う性格って、中々難しい組み合わせかも知れませんが、まあ例えるなら、野球のバッテリー(投手/捕手)みたいな関係でしょうか。オレが捕手でサイン全部決めるから、オレのサイン通りに思いっきり投げてたら、この試合絶対に勝つから、みたいな。お前は余計な頭を使うな、みたいな(笑)漫才師の相方探しにも似てるかも?
あと、実際どのくらい性格が真逆かと言うと、
大井 / 川口
・創造力の高い仕事好き / 決められたルーティン業務好き
・飽き性 / 飽きない
・ルールやぶる人 / ルール守る人
・不真面目 / 真面目
・冒険好き / 石橋をたたいて渡った人を見て渡る
・要領がいい / 要領が悪い
・人付き合いが上手い / 人付き合いが不得意(ツンデレ)
・部下育成得意 / 苦手(ツンデレ)
・やったことない事、やってみよう / やめた方がいいんじゃ・・・
・ポジティブ / ネガティブ
・簡単に諦めない / 簡単に諦める
・根性論キライ / わりと根性論が多い(でも本人はそうと思ってない)
な感じで、こう並べると本当にまったく違いますねー(笑)まあでも、このくらい違う方がやはり組織力としてみるとめっちゃデカイです。要は、どっちかが出来て、どっちかは出来ないことだらけなので、逆に言うと、ほとんど何でも2人で出来ちゃうんですよね。同じスキルがかぶってないので、何かあったら必ずどっちかが出来る、そんなベストパートナーです。
うーーーん。
将来起業をお考えの皆さん、ベストパートナー探しはめっちゃ重要ですよー。