■効果がないのに難しいサッカー(杉山茂樹のBLOG)
やー、実にいいことを言う。
>特に中盤から前の選手4人。
>今日、始まった話ではないが、ポジション移動しすぎなのだ。
>そこに留まると言うことを知らないかのように、常に動いている。
>常に移動している。4人がグルグル入り乱れながら、中央付近をローテーションしている。
>「流動的サッカー」と言えば聞こえが良い。
>「走るサッカー」と言えば聞こえが良い。
>「ムービングフットボール」と言えば、さらに恰好いい。
>常に動いているのでメリハリがない。静から動への変化がない。一本調子とはこのことだ。
>そしてその中に、シュートのイメージが何もない。
>ゴールを奪うという最大の目的が忘れ去られている。
>ゴールを逆算して考える思考回路がまるで働いていない。
>で、効果がない割に難度が高い。
>パスを受けても、その瞬間、みんな移動しているので、誰がどこにいるか分かりにくい。
>けっして広くないスペースの中をグルグル動いているので、パスコースも見いだしにくい。
>満足に受ける体勢もできていない。
岡田監督の方針(仮説)は、
◇【目的】世界をあっと驚かせ、W杯で4位以内に入ること!
◆【手段】相手チームより、多く走ること!!!
⇒サッカー選手は1試合で約10キロ走るとデータがあるので、日本の選手が相手より2キロ多く走ること、具体的に1試合で約12キロ走ることが出来れば、ピッチ場では常に相手チームより1人多い数的優位の状態になり、たとえ身体能力や技術の差があったとしても圧倒的に試合を有利に運ぶことが出来るので、きっと強いチームにも勝てるだろう。(・・・と考えた。)
・1試合中に12キロ以上走る人を代表に選ぶ(選定基準!)・・・。⇒本当です・・・。
当然、選手達は日本代表に選ばれたいので、監督の要求基準(走ること)を真面目に一生懸命やるわけです。
◇【目的】相手チームより、多く走ること!!!
◆【手段】相手チームより、多く走ること!!!
そうか、それで「1試合12キロ走る選手」を第一に選んでいたのか。中国戦までの直近代表10試合で1得点しかしていないFW玉田を使い続ける理由も、連続13試合無得点のFW大久保を使い続ける理由も、それやったんか。なるほど。
ベネズエラ戦や中国戦で0-0が続いても内容がいいとか言ってたのも、これか。点が入ったかどうか、試合に勝ったかどうかより、相手より走ってたかどうかが最重要やったんか。なるほど。
うーーーん。
手段が目的化してるんですね。
誰か岡ちゃんにつっこんであげてください。
相手より多く走ったチームが勝ちじゃないよ~、と。orz