「平均」にだまされないように。 | ムズカシイことぬき!

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<平均>ってよく使う。英語で、アベレージ。


僕は、算数はできたんですが、数学と呼び名が変わってから

さっぱりの学生時代でしたので、どちらかというと「理数系」の

180度逆にいる人です。・・・かと言って文系でも体育会系

でもないです。(自分は何なんだろう?系


で、この「平均」ってヤツは、


すっごい詐欺師!!!なんですよ。ヽ(●´ε`●)ノ


知ってました?


人をだますのが、ホントうまい!!!


***


例えば、1チーム5人の営業部隊があって、下記の成績だとします。


  <月間の営業実績>

  さん・・・30件の契約

  さん・・・10件の契約

  さん・・・ 5件の契約

  さん・・・ 5件の契約

  さん・・・ 0件の契約


 チームの合計は、50件の契約実績です。


 Q.5人で合計50件。さて、平均値は何件でしょう?


 A.10件


はい、当たり前なんですが「50÷5=10」ですね。正解。


・・・でも、これって何かおかしくないですか?


逆から考えてみてください。(=平均値から考えてみる)


1人10件の契約だから、5人で50件です。


・・・あれ?


・・・1人10件だから?


Σ(゚Д゚|||)


違う、違う、1人10件の契約なのは、Bさん、ただ1人だけやん!


残りの4人は、その平均値(10件まったく違う。


平均値ってのは、そういう計算式なんですね。

気をつけないと、間違った認識をもっちゃいます。

(サラリーマン30才の平均年収は○○、とかもこの原理ですね)


では、どうすればいいか?


統計学で使われる、簡単なモノだけ覚えておこう!

(ムズカシイことぬき!)


 1.平均値(average)

 2.中央値(median)

 3.最頻値(mode)

 4.最大値(maximum)

 5.最小値(minimum)


覚えておくと、結構役立ちます。(経験上)


「中央値」・・・最大値と最小値の真ん中の値。


「最頻値」・・・一番多く出てくる(頻度の高い)数値。


さっきの営業実績の例で言うと、


 合計値・・・50件

 平均値・・・10件 (50÷5)

 中央値・・・15件 ((30-0)÷2)

 最頻値・・・ 5件 (2人 / 5人中)

 最大値・・・30件

 最小値・・・ 0件


な訳です。


つまり、最頻値では、現在の一番多くの数値が表され

中央値では、デジタルですが、一番上の人と一番下の人と

のド真ん中の数値を表します。


どう使うか?と言うと、


最頻値が、5件・・・一般的、あるいは実力的な数値。

と判断しますので、この営業チームは本来、5件×5人

で、25件の実績になる可能性が高い状況である。


(「平均」との違いがわかります~?)


中央値が、15件・・・1人30件の実績の超ホームランバッター

というか凄腕営業マンがいますね(笑)そして、0件も1人いる。


そこで、こう考えます。


つまり、ここの中央値は、「目標値」だな、と。

「やって出来ないことはない、実現可能な数値」と考えるわけです。


そう考えると、こうなります。


目標値は、1人15件!×5人で、75件(チーム目標!)


ただ、ここからが重要。


机上の空論はここまで。


実際に、5人のうち4人までが、この15件に達していない・・・。



・・・これ、現実。。。orz

さて、ここからどうしていくのが良いのでしょうか?


(続きはまた今度w)