思い出はプライスレス | 両軸愛者 ~引金派~

両軸愛者 ~引金派~

I am the bone of my bait casting reel .
――― 体は両軸で出来ている

最初に高くて性能の良い道具を買うっていう定期的にあがる話題ですが、自分は決して否定的ではなく、各々が語るメリットには正直どれも一理あると思うんです。

 

 


安物買いの銭失いという言葉がある様に安い道具は安い道具なり、高い道具は高い道具なりと余程の欠陥を抱えた不良品じゃない限り価格と性能はつり合ってると私は思っています。



社会に出て自立している大人だったり、そういう物を買い与えて貰える環境に身を置いていれば、いきなり高額な釣具を得られると思うのでその選択も間違いじゃないと思うです。



私が釣りを始めたのは6歳の時でしたが、小学生の財力でおいそれと道具を買い換えたりするのは不可能でした。



自分の場合は身内に釣りをする人間も居なかったので釣りに対してあまり理解も得られず、こういう時には決まって甘やかしてくれる親戚のオジサンなんかもいませんでしたw



それからバイトの出来る年齢になるまでは、毎月小遣いやお年玉や手伝いをして駄賃を貯め、それらを握り締めて釣具を購入するアングラーだった訳ですね。



最初から背伸びしたり奮発する様な事はやりたくても出来なくて、なので手の届く範囲の釣具で試行錯誤し、それから段階を踏んで道具をグレードアップしていったものです。



道具が安いとか高いとか、性能が良い悪いとかではなくて、どうにか必死こいて自分の貯めたお金で買ったリールという部分が強く印象に残ってる気がします。



購入後はマッハで帰宅していざ開封となったら





箱を開けようにも手は小刻みに震え、手汗も箱を湿らせるんじゃないかって位にビッショリで





そんな逸る気持ちをどうにか抑え、恐る恐る開封して現れたリールは






それはもう燦然と輝いて見えたもんですねwww






やれマグフォースだの、やれオートキャストクラッチだの、やれインフィニットアンチリバースだの、やれスーパーフィットスタードラグだのetc.



その説明書に書かれた言葉を一つ一つ読み上げる度に歓喜の雄叫びを上げたもんです。





暇があればパーツリストを眺めて、記載してあるパーツ名を番号順に全て覚えたりもしたよねw


今は労を惜しんでお金に物を言わせる大人になりましたけど、当時のお金や道具の事でヒーヒーいいながら何とか立ち回り、早く大人になってお金沢山稼いで好きな道具を買いまくるなんて思っていたあの頃も、この歳になってヒーヒー言ってた自分も悪くなかったなと思える位には良い経験で楽しい思い出になってますから、こういう思い出が生まれるなら道具は値段じゃないと思うのが今ですね。


とは言っても正直ガキんちょの頃は自分より良い道具持って隣に並ばれるたら、心の中では嫉妬心が全開でしたがwww


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